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第3話 再び神界へレッツ・ゴー☆

 さて、神界でもないのにどうやって私の友、創造女神ルナクリアに合うのか不思議に思った人がいるだろう。 


 それは、教会という場所が、もっと言うと、協会に建てた神像が神の分身体が地上に降りるのに最も適するようになり、普通、神が神として地上に降り立つときに発生する弱体化、もしくはその強すぎる力によって周りの生命が滅びることを防ぐことができる。つまり、教会とは、人間界と神界が混じり合った場所ということだ。まあ、混じり合ったといっても、神と祖の眷属しか神界へはいけないけどね。と言う訳で、せっかくの友達に会えるのだから行こうというわけだ。



 「ほえー。すごいね。流石神界と人間界が混ざる場所だわ……。」


私たちがやってきたのは神秘的なオーラ(人間には見えないけど)をまとう白い教会だった。


 「っていうか、この世界にも十字架ってあるんだね。こっちにもイエス・キリストみたいな人いたのかな?」



 そんなことを考えながら教会の中に入っていく。そこは、外側と同じように白色を沢山使っているが、ステンドグラスが外から入り込んだ光を通してカラフルで神秘的な場所だった。


 そうそう、言い忘れていたけど、こういう教会の本部は今貧困や差別などで腐敗しているグラトーン王国だ。まぁ小説とかでもよくある典型的な馬鹿どもが集っているどうしようもないところだ。これは実際にみてみないとわからないけど。グラトーン王国の現王はかつて賢王と呼ばれていたそうだから大方、国王が病で床に臥せたりして協会がのっとったのだろう。全員が悪いやつとは思わないけど。


 

 まあ、そんなことはどうでもよくて、今はクリアに合うとしよう。クリアに全然似ていない神像の前に両膝をつけ、神力を発しながら祈りのポーズをとる。すると、昼の優しい太陽のような光に包まれ、視界がグニャリとまがった。


  


 「お久しぶりです、ステラちゃん。元気そうで何よりです。といっても、一日しかたっていませんが。ステラちゃんから会いに来てくれてうれしいですよ!」


 前来た時と同じ空間で前と同じ声でクリアが出迎えてくれた。


 「元気元気。せっかく友達に会えるのに会わないわけないもんね」


 「嬉しいです!少しだけ会って少しだけ離れただけなのにもう寂しくなっちゃって困っちゃったんですよ……。」


 それはこれから大丈夫なのか?まあ、私も同じだけどさ。


 「それで本題なんだけど。実は気になってることがあってきたんだ」


 いつの間にか机を出してクッキーをほおばっていたクリアが顔を上げた。


 「まず、クリアに聞くところだと風神・シルラルファは動物が大好きなんだよね?だとすると、今シルラルファを祭っているグラトーン王国の現状は正常?異常?」


 私は人差し指をたてながらクリアに質問をする。


 「もちろん異常ですね。この前にシルラルファがやめるようにと天啓を降ろしたそうですが全く聞いてもらえずに何か禍々しい魔力に操られているようだったと。そう聞きました。しかもその原因がわからずじまいだそうで……。私はこれでも創造女神なので介入することができなくて困ってるんですよ。」


 「じゃあもう一つ。ドーングリア公国ってあるでしょ?あそこは土、つまり豊穣を司る女神であるノーミラークを信仰してるでしょ。なのに吹雪に覆われているのも異常?」


 また一本指をたてながら質問する。


 「ええ、異常です。こちらもシルラルファが感じたような禍々しい魔力に跳ね返されるような感じがすると報告を受けました。」


 やっぱりか。これは同一人物が神々に、というか、この世界に戦争を仕掛けようとしているみたいだ。


 「ああ、最後にもう一つ。初日で私に渡してくれた手紙に書いてあった『できるだけ神獣をテイムしてほしい』っていうのはどういう事?」


 神獣といういかにも神秘そうな名前を持つ獣が今まで危機にならなかったのは神々の手足となる天使と同レベルの力を持ち、時々地上に降り立つ神の眷属を除く生き物の中で最強だからだ。


 「まあ、ステラちゃんなら話してもいいでしょう。仮とはいえ上級神ですし。コホン。えっとですね、神獣をテイムしてほしいといったのは私の未来視で何かが崩れ去るようなものが見えたんです。でもあいにく私は未来視があまり得意ではなくて……。だから上級神のステラちゃんに解決してもらえるかなという考えがあったんです。それで神獣たちをテイムすれば威力も上がって制御も上手くできるようになりますし。」


 なるほどね。それなら確かに納得だ。


 「つまりクリアはそれを解決してほしいんだね。……いいよ、引き受けよう。やるからには最後まできっちりとやりたいし。」


 少し不安そうな顔を見せたクリアだったけど、すぐにほっとしたような表情を見せた。


 「……あ、そういえば言い忘れていましたけど、できたら裁縫スキルで音の守護神の専用のドレス的なものを作ってもらえるとありがたいです。」


 へー、正装みたいなのがいるのかな?じゃあ、この前作ったやつをリメイクしよう。


 「了解!じゃあそろそろ戻らないと。」


 「そうですね。名残惜しいですがまた会えますしね。」


 そう言って机やいすを片付けて帰る準備をする。


 「あ!ちょっと待ってください。本当はステラちゃんが転生する前に渡すものがあるのですが、色々あって忘れちゃっていまして……。」


 そう言いながら魔法で作った異空間に上半身を突っ込み、ガサゴソとあさる。


 「ありました!転生ボーナスとしてスキルを渡すのですが、ステラちゃんはほとんど必要なスキルを持っていきましたが接近戦のスキルは持っていませんよね?だからこの体術・剣術その他もろもろ全部入ってるこのスキル玉を渡します!」


 いや、それって1個分に入るの?って、これはチートだよ……。


 「あとついでにステラちゃんが持っている弓術もくっつけて神器を一つだけ作れるようになりました!」


 「……もう嫌だこのひとっ!!!!!」


 私の悲痛な絶叫は真っ暗にブラックアウトした空間に飲み込まれていったのだった……。

__ちょっと補足__

・神の眷属は、神の手伝いをする補佐のようなもののことを言います。


・時々地上に降り立つ神の眷属を除くという文で、人間から神に一気にランクアップすることは前代未聞なのでステラの場合は例外です。


・神獣は四大属性である火・水・風・土と一番最初の属性の光と闇それぞれ1体ずつの6体がいる。そのうち光と闇がファンマとイネヴィーです。

__終わり__



 スキル『テイマー』を『テイム』に変更しました。

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