第1話 冒険者ギルドへ行こう!
ちょっと最初の方が堅苦しくなっちゃったのでスミマセン(>.<)
ステラの年齢変更に伴い、途中の会話を変更しました。
突然だが、ここでこの世界について説明しよう。
この世界は、私の友達である、創造女神ルラクリアを祭る聖域とその塔を中心にある1つの大陸と全容の分からないもう一つの大陸がある。
一つ目の大陸はアララクス大陸で、多種族が住む豊かな大陸だ。その大陸には四つの国がある。
東のザクラット帝国。この国は水神アクレリューンを主な信仰対象としていて、差別も貧困も戦争もないが、最近ザクラット帝王がもうすぐ退位するだろうということで内乱がはじまっている。
二つ目は西のグラトーン王国。この国は風神シルラルファを主な信仰対象だ。しかし、亜人、つまり獣人たちの差別や貧困が多い。シルラルファは動物たちが大好きなようだが、どういうことなのだろうか。
三つ目は南のデイルガルズ王国。この国は炎神ファルクラウを信仰しているが、好戦的な一面もあり、最近グラトーン王国に売られている、喧嘩を買うらしい。
最後の国は、北のドーングリア公国。地神ノーミラークを信仰している。しかし、他の国とあまり交流が少なく、吹雪が吹き荒れる大地に閉じこもっているそうだ。こちらも地神ノーミラークを信仰しているのに土地に吹雪が吹き荒れるなんて何かあったとしか思えない。
そしてこの世界には、魔物がいる。この魔物はすべての生き物の負の感情、つまり、憎しみ・嫉妬・怒り等から生み出されたオーラにあてられた生き物が変形した物のことを言う。その生き物たちには何処か特殊能力、つまりスキルが目覚めたり、身体能力が強化されたりする。簡単に言うと、めちゃくちゃ強い。
そしてそのアブラクス大陸のちょうど真裏にある大きな大陸は、謎に包まれている。なんでも、誰が住んでいるかも、地形も、どんなことをしているのかも分からないらしい。しかも神が見ようとしても妨害されて神でさえ地形も分からないみたいだ。
そんなわけで私たちが向かっているのはザクラット帝国だ。さっき拾った第1王女の故郷であり、差別もいろいろ少ないから、いつか最初に行くのはここにしようと思っていたところだ。
ちなみに町に入るには身分証がいる。身分証があれば、お金なしで町に入れる。そして、お金を払えば仮登録してもらえるらしい。事情によってお金を持っていないときは後払いも可能だ。
その身分証は、ギルドカードというギルド連合で発行されるカードでも大丈夫らしい。あと、そのカードを発行してもらうには実力が伴えば、何歳でも発行されるらしい。
そんなことを考えていたらバグリード大森林から一番近い町・ゼリアルズに到着した。
「すみませんー!!この方、バグリード大森林に倒れていたんですけど、ちょっと引き取ってもらえませんか!?」
もちろん仮面をつけて、イネヴィーとファンマを異空間収納に入れてから門番の人を呼ぶ。
「君、その子どうしたんだい?!血まみれじゃないか!!……って、この方は王女殿下!?!?どうしてこんなところに!!」
良かった、うまい具合に混乱してくれた。そのまま通らせてもらわないと。
「それで、私、無一文で身分証も持っていないのですが、仮登録をしてもらえませんか?」
「……うん?わかった。いいよ。君、名前は?」
混乱してるのか混乱してないのかよくわからないけど、ま、いっか。そうだなぁ……名前、名前、なまえ……思考加速で素早く名前を決める。
「アルカといいます。……じゃあ身分証をお願いします。」
「ああ、いいよ。ようこそ、ゼリアルズへ!!」
うまい具合に王女様のこと忘れてるな――。逆に心配だわ。というか現実逃避だな、こりゃ。門番さんにお礼を言ってから門を抜ける。
見えなくなったところで戦闘服から通常モードに戻る。
「うわぁぁ――!!すごい!すごい!!これが町!凄い大きさだね!」
えっと、索敵によると、(索敵はマップとしても使える)上から見て二番目に大きな建物が冒険者ギルドだそうだ。
カランカラン
軽快な音をたてながらドアに取り付けられたベルが鳴る。
どよ……。
私が入る前まで賑やかだったギルドの中が私が入ったとたんにざわついた。
まぁ、どこからどう見ても子供にしか見えない私が入ってきたらそうなるよね。正解だけど。
そんな変な空気に晒されながらも受付嬢さんらしき人がいるカウンターへと向かった。
「すみません、ここで冒険者ギルドの登録をしてもらえると聞いたのですが、大丈夫でしょうか?」
皆がぽかんとしている。成人になりたての、しかも戦闘なんてしなさそうな見た目の子がギルド登録なんてしないもんね、普通は。私は普通じゃないし、加護があるからね。
「え……っと、依頼じゃなくてですか?」
まぁ、そうなるだろうけどね。
「はい、そうですよ?私、一文無しですし、身分証も持っていないので冒険者ギルドに登録しに来たという訳ですが。試験、受けさせてもらえますか?」
「でも……、身分証だけなら住民証とかでもいいんじゃ……。」
いやいや、流石にここまで言ってるんだからもう受けさせてよ。そう内心でイライラさせながらも、頑張って笑顔をキープする。しかし、今の私はきっと黒い笑みがこぼれていることだろう。神になったことで多少のことじゃ動じなくなったと思ったんだけど……。肉体年齢が15とはいえ大きく下がったから精神が不安定になっているのかもしれない。受付嬢さん、めっちゃ怯えてる。
「……おい、もうやめてやってくれ。試験は受けさせてやるから」
お、話の分かるやつが来たか?と思ったら、ここのギルドマスターだった。ギルドマスターは、まさに冒険者!っていう感じの筋肉ムキムキだった。
「試験、受けさせてもらえるんですよね?」
「あ、ああ…。他のやつじゃ耐えれそうにないからな、俺がやる。」
ギルドマスターってことは相当な実力の持ち主じゃないだろうか。しかも私の実力を分かっていらっしゃるようで。神じゃない限り簡単に負ける気はないけど。音の守護神の力を使えないな、こりゃ。別にばれてもいいけどできる限り正体は隠したいし。
さて、ギルドマスターのステータスはっと。失礼しまーす!
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名前:グリアルド・フォン・ドルダックス 性別:男
種族:人族及び、貴族 レベル:35 年齢:48
___ステータス__________
体力:1000
魔力:500
腕力:50(+3000)
防御力:200(+2000)
素早さ:3000
__スキル_____________
拳聖、指揮、防御力Up、攻撃力Up(拳の場合だけ)、無属性魔法___以下略。
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加護:拳神・ハディアドスの加護
称号:拳聖・ドルダックス公爵家当主・冒険者ギルドゼリアルズ支部長
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__ちょっと補足__
・スキルについて
スキルは生まれた時から決まっていて、自分で取得することはできない。
・称号について
称号はただあるだけで、何か効果があるわけではない。勲章のようなもの。
・加護について
加護はその神が司る物に補正効果などがある。まだ鑑定した人が少ないから分からないけど、加護持ちはものすごく貴重。
__終わり。__
(気が向いたらまたやるかも……?)




