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Act.11 神の過ち

自分の切り方が下手糞なもんで歯切れが悪くなってるかもしれませんが、ご了承ください!!!

ロザが演算.Ⅲを追加してくれたことによって、戦闘でのターン優位が確保できたな。


そう考えていたら、ロザが魔法と魔術の違いを教えてくれた。魔法は、新興神達が持ってきた技術だそうで万人に扱いやすいように作られているらしい。


対して魔術は、魔法に比べて詠唱キャストにかかる時間が長い代わりに魔法と比べて高い火力を発揮できるらしい。


他にも魔法と魔術の併用によるメリット、デメリット、果ては古代神さん達の容姿や性格まで教えてくれた。


ロザの話が終わったところで、取引が成立した後に魂を引き戻してもらっていたニガが目を覚ましたようだった。


『む...ニガが起きそうじゃの...仕方ない、造るか』


『「造る.......?」』


そういってロザが何か詠唱キャストし始めた。


『召喚術第三章・鏡生成きょうせいせい

「...」


ロザが魔術を唱えた瞬間、床に魔法陣が錬成された。そして魔法陣からニガそっくりな山猫ルクスが出てきた。けど、出てきてから微動だにしていない。どうしたんだろ?そう思ってロザに聞いてみると、


『召喚術で造れるのは肉体までじゃ。力技で魂を造ることも出来なくはないがの、魔力の消費も激しいし、なによりあれは思い出したくもないからの。それで今は肉体しか造らないようにしておるのじゃ』


『その魂のことについては...聞いてもいいことなのか?』


『うむ。あれは術を使えずとも一度は見ておいたほうが良いものじゃ。私から話す』


そこからロザが話し出したのは、古代神たちが独自の神造人間を造ろうとしていたところから始まった。


話を聞くと、肉体のほうはさっきロザがやった通り割と簡単に出来たそうだ。けど、魂のほうはいくらやっても本物の人のようにはならなかったらしい。


『その時の記憶じゃ。かなり精神に来るから、気を付けるのじゃ』


そういってロザが見せてくれた映像はかなり衝撃的なものだった。人の形をしたナニかが檻の中でうごめいている。時々発せられる声は、この世のものかと疑うほど酷くおぞましかった。そんな光景に耐えかねたのか、日向夏が顔を青くし始めた。


『すまんの。少し流しすぎたようじゃな。私達はアレも一つの生命いのちとして見ておった。あやつには悪いことをしたと思っておる。これは過ちじゃ。頼むからあやつのような生命いのちを二度と造り出さないで欲しい。お願いじゃ』


『...分かった。肝に銘じとくよ』

〔...はい〕


そこでロザがこの重苦しい空気を振り払おうとするように、明るい声で質問を飛ばしてきた。


『ところでお主ら、何かもう一つしようとしていたことがあったのではなかったのか?』


『ん...?ああ、そうだな。日向夏、魔石くれね?』


〔ああ、あれですか。.....よいしょ。これですよね?』


あれ・・とは、長らくごたごたで試せていなかった魔石進化のことだ。ようやく辿り着いたか...

正直忘れかけてたし。日向夏が取り出した魔石を地面に置く。


『さて...どうすんだ、これ?』


〔そうなんですよね...魔石進化、って言ってもそんなスキル一度も聞いたことないですからね...〕


何かロザが言いたさげだ。なんだろ?


『...私が知っている不確かな情報なら一つだけあるが、聞くか?』


『頼む』


『お主がそうかは分からんのじゃが...昔の、南のほうに降臨おりたときに相手の魔石を喰らって進化する、それこそお主のような奴がおっての。そやつは相手の魔石を飲み込むことによって、相手のスキルを吸収していたのじゃ。そこで私に一つ考えがあるのじゃ』


『具体的にはどうすんだ?』


『さっきも言ったとおり、魔石を飲み込むのじゃ』


『........はぁ?』


『百聞は一見に如かず。少し身体を貸してはくれんかの?』


『...おう』


ロザが慣れた感じで俺の体の中に入ってくる。すると、金魔術を使った。


『金魔術第一章・金属操作メタルメルト


俺の体の一部が変化して、受け皿のようなものが造りだされる。これでどうするんだ?


『ヒナカ、これに魔石を乗せてくれんかの?』


〔あ、はい。...こう、ですか?〕


『それで大丈夫じゃ。それ、これでどうじゃ...?』


そう言ってロザが受け皿を俺の体の中に埋め込んでいく。すると、


《名称:兄者が魔石進化を使用。雪刃せつじん魔法、熱源探知、忍耐、擬態、毒生成を獲得。尚、すべてのスキルはレベル1》


おっ、当たりだったらしいな。ナイスだ、ロザ!!


『はてさて...何が来たのかなぁ?』


『私の功績についてはガン無視なのじゃな』


『いやいや、感謝してるって。ありがとさん』


『うむ』


ゲットしたスキルに鑑定を掛けてみる。


雪刃魔法…  魔法の基本魔法。雪を操ることができるようになる。水魔法の派生魔法でもある。進化・可 天恵・不可


熱源探知…熱が可視化される。温度が高いほどあかく映り、低いほどあおく映る。進化・不可 天恵・不可


忍耐…精神力に補助を加える。進化・不可 天恵・不可


擬態…周囲に紛れ込む技術。進化・可 天恵・不可


毒生成…自身の体内で毒を生成することができるようになるスキル。進化・可 天恵・不可


ほおー。なかなか実戦で重宝しそうなスキルが多いな。雪刃魔法とか気になるところだ。...なんだこれ?俺のステータス画面に謎の数字が追加されていた。


『...進化ポイント?なんだこりゃ?』


〔なんですか?それ?〕


『分かんね。鑑定してみる』


進化ポイント…自己、付与スキルのレベルを上昇させることが可能なポイント。レベルを一つ上げるごとに、3ポイント消費される。


なるほどな...ステータスポイントみたいなもんか。残量ポイントと書かれているところを見てみる。

0...って試せねぇじゃん。仕方ない。他の魔石も吸収してみるか。


最後の一個を飲み込んだ時だった。


《名称:兄者の装具ランクが上昇。進化ポイント、30獲得》


...お?進化ポイントが入ったぞ?

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