薬草集め
誤字脱字があるかもしれません。
お見苦しい私の作品ですが、読んで下さりありがとうございます
そして今に至る。
今の俺は狐耳とふさふさの尻尾が特徴の狐娘だ。
家族構成は現在、父と母、姉、兄、妹といった感じだ。
もちろん、全員は狐族の獣だ
この世界には、人間と魔族によってわかれている。
獣人は基本的に魔族だ。
人間と魔族は対立している。なにやら昔、人間側が魔族を襲っただとか、魔族側が人間を襲っただとかそんな理由で今も戦争真っ盛りだ。
今、俺の住んでいる村も狐族以外にも数人ほかの獣人だったり、亜人と呼ばれる肌が紫色の、いかにも魔族ですって人もいたりする。
今の俺の名前はソーラ、姉がクレハ、兄がキヨ。妹がマナだ。
「ソーラお姉ちゃん、今日はなにして遊ぶ?」
妹のマナが聞いてくる、だが母から薬草が切れそうだからと薬草集めを姉のクレハと一緒に頼まれている。
「んー、今日は薬草集めをしなくちゃいけないのよ、それともマナも一緒に薬草集めに来る?」
「いきたーい」
と無邪気にマナの笑顔が俺に突き刺さる。
今の姿じゃ俺は似合わないよな…私に突き刺さるかな。
この体になってからというもの、身体に心が惹かれるのか、男としての行動が少し恥ずかしく感じる。
まぁ、こんなかわいい妹の前で男言葉になるのはおかしいもんな。
クレハ姉さんも一緒だしマナを連れて行っても問題ないだろう。
私は、マナを連れて外で待ってる姉さんのところへ行く。
「おまたせ」
「あら、今日はマナも一緒に行くの?」
「うん!マナだけお留守番なんていやだもん」
口を膨らませて怒った素振りを見せるマナも可愛いものだ。
「まぁ2人よりも3人の方が早く集めれるでしょ」
「確かにそうだけど、森の奥に行っちゃだめよ、最近よく人間がこの付近に現れるって族長達も言ってたから」
「ん!わかった!」
「まぁまぁ、私か姉さんが一緒居れば問題ないでしょ」
「それもそうね、それじゃ行きましょう」
それからというもの、順調に薬草集めが進み日が傾いてきた頃だった。
私は、十分取れたのでクレハ姉と合流しようと向かったのだが
「あれ?姉さんマナと一緒じゃないの?」
「えっ!ソーラと一緒にいたんじゃないの? どうしようもうすぐ日も暮れちゃうし急いで探さなきゃ」
「わかった、姉さんは奥の方をお願い、私はこの付近を見回ってくる」
クレハは持っていた薬草を置きそのまま森の奥へと走っていく。
ソーラも木に上り周りを見てみたが見当たらず、降りて周りの茂みなどを探していく。
「キャッアアアアアアア」
!クレハ姉の声が聞こえた。
奥でなにかあったのだろうか。私は焦りながら森の奥の方へ向かった。
すると奥の方に人影が6つほど見えた。
1人はクレハ姉だ。後の人影が人間だった。
「いやー運が良かったな 狐族の娘がここまでまた1匹で来るとは思ってもなかったぜ」
「そうだな、さっきのガキといい今日はついてるぜ」
さっきのガキ…まさかマナもあいつら人間に捕まってるのか…
なんとか隙があれば、姉さんとマナを逃がすことができるかもしれないんだが。
だがそんな考えは甘かった。
ドンッ!と後頭部から鈍器のような物で殴られたと思ったら地面とこんにちはしていた。
薄れゆく意識の中、男たちの会話が聞こえてきた。
「おいおい、こんなとこにも一匹いたぜ。これで合計3匹か、んでこいつらどうするよ」
「とりあえず、最初に捕まえたガキは、奴隷商人にでも売るとしよう。こいつとさっき捕まえたやつは俺らの拠点にでも持ち帰るとしようぜ」
「そうだな、よく見れば結構かわいいな」
「けどこいつら魔族だぜ、大丈夫か?」
「なに、縛っておけば問題ないだろう それにまだ子供だ。こんな非力な子がどうこうできることはないだろう」
そこで私の意識が遠のいていった。
3話目も意識ブラックアウトで終わるってほんとワンパターンな終わりで申し訳ないです。