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あのとき2人の気持ちは一緒だった
君に会う為なら僕は何も惜しまない。
携帯電話の液晶画面に飛び込んで、光の速さで君の元へ。
どうやって伝えに行こうか。
車? 電車?
そんなものじゃこの今この気持ちを伝えに行くにはまだまだ遅い。
新幹線? それでもこの気持ちを伝えるにはまだ遅いんだ。
僕の気持ちはずっと同じ。
『君に会いたい。』
君の元へ。君のすぐ傍へ現れたい。
周りからの信頼や期待、
僕自身の持ってるものなんて、君に会えるなら惜しくなんてないんだ。
今直ぐにでも会いたい。
でもやっぱり会えない。
次はいつなら会えるのかな。
どんなに時間がかかっても
どれだけ遠くに離れても
君に必ず会いに行くって決めたから。
優柔不断な僕が君に誓った約束の言葉。
『君のことが大好きだ。
いつかまた会える日まで
僕の気持ちは変わらない。
君は僕を待っててくれますか』
涙を流しながら無言で頷いてくれた君。
そんな君は今でも僕を待ってくれますか?