木枯らし吹く帰り道
なんてこった なんてこった
人々がこんなに流れてゆく
声を掛けたり、目を合わせて、そらしてゆく
なんてこった 風がこんなに私に話し掛ける
わたしはほほ笑んでみせる
なんてこった
笑い声も湧き出てきて
心に泉が湧く、家に帰ると美味しいごはん
ああ なんてこった 凄いことだ
ああ 遠いあなたが
なぜ こんなに 近くに感じるの
なんてこった
こんなに 木枯らしが吹き荒れても
あなたがいる その灯火に心安らぐ
この手も心もこんなにあたたかい
ああ なんてこった なんてこった
ずっと 目が合って、目をそらせずに
こんな、わたしが
心から見つめ合っているなんて
ああ なんてこった
なんてこった 凄いことだ