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出逢い

海音がウミガメと遊んでいた時の事




「どっちがあの岩場まで早く泳げるか競走だ!いくぞ!」





「あーっ!待ってよ海音!ずるいぞ!!」





(助けて…誰か……たす…けて……)





「ん?なんだ…?」





海音が少女の声を聞き泳ぐのをやめた。





「どうしたの?…僕には何も聞こえないけど…」


心配そうに首を傾げるウミガメ





「ちょっと行ってくる!」





「えっ!?待ってよー!!」





その声のする方に言ってみると、人間の女の子が海に沈んでいました。


少女の心の声が妖力で海音には聞こえたのです。





「人間だよ!女の子が…助けなきゃ…!」


急いで少女の元へ行こうとする海音





「ダメっ!!可哀想だけど見なかった事にしよう…」


悲しい顔をしながら海音の腕を引っ張る。





「まだ小さい女の子だ!それに気を失ってるし大丈夫だよ!」


海音はウミガメから腕を振り払い


すぐに少女を抱え海面へ行き、砂浜に少女を寝かせた。





「ねぇ…この子生きてるかな…?」


硬い頭でつんつんと少女の腕をつつくウミガメ





「分かんない…でも、このまま死んじゃうのは可哀想だよね…?」





「そうだけど…浜辺まで連れてきたんだから僕達ができる事は尽くしたよ…」





「でも…僕は…皆を助けたいんだ…お父様も強くて優しい王になれって僕に言った!」


そう言って、海音は小さな貝殻のペンダントに手を置いた。


すると、貝殻の中から暖かい光が広がり…光が集まりハープになった。





「海音…王様にバレたら怒られちゃうよ…」





「大丈夫!話さなきゃいいんだから!


変な昔話に囚われて人間を野蛮だって決めつけるのも良くないだろ?


僕は皆に強くて優しい王でありたいんだ!」





ハープを奏でながら歌うと不思議な青い光が少女を包み少女は目を覚ましました。





ウミガメと海音は急いで海の中に姿を隠し、


今日の事はお互いに秘密にしようと誓い合い王国へ戻りました。





数日後、ふと少女の事を思い出して


気になった海音は砂浜へ様子を見に行くことにしました。





そこには手紙とお饅頭が置いてありました。


「たすけてくれてありがとう。おれいに、おまんじゅうどうぞ。」





海音は嬉しくなり、置いてあったお饅頭を頬張りました。





(なんだこれ…ふわふわで…甘くて美味しい……!)




人間界にはこんな美味しい食べ物があるのかと感動した海音は、


お饅頭のお礼に綺麗な小さい貝殻を置いて帰りました。





お饅頭をきっかけに少女とのやりとりが始まった


少女は必ず手紙を添え、焼き芋やかりんとうなどのおやつを置くように…


海音はおやつを頬張り感動し、お礼に綺麗な貝殻を置く…


そんな関係が続いて数週間が経ち、ついに二人は会う約束をした。




「貴方と直接会いたい。明日の夜、月があの山に隠れる時に砂浜に来てほしい。」




そう手紙を残して--

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