闇み上がり編02
ゼリオとテイラーが目を合わせる。
ベックはその様を見て、手を広げwhy?のポーズをした。
「もしかして重病?」
「いや、違うんだ。ベックには話す。」
「ええ、チームだからそうするべきだわ。むかつくけど。」
ゼリオは悪魔祓いを受け、悪夢に取り憑かれていたことを話した。
「なるほど・・・」
「なんでそんなにリアクション薄いの!?」
テイラーがびっくりする。
「だって、魔法を使えたのは悪魔と契約をしたからだろ?」
「「違う」」
2人はハモる。
「君たち、息ぴったしだね。」
ベックは笑い、続けて質問する。
「じゃあ、君が少し闇堕ちみたいになっていたのが、悪魔のせいってこと?」
「違う」
「そうかも」
2人は少し笑みを浮かべながら睨みあった。
「ベック、私の病いに闇堕ちは関係無いよ。」
「その病いって?」
「・・・・・悪夢だ。」
「悪夢!?…夢が怖いって病い?…君…」
すると突然笑い出し、
「君の名前、ゼリーにした方がいいんじゃないのかい?」
と、高笑いをした。
「ただの悪夢では無いんだ!なりたくない自分になっているような…」
「ちゃんとは、覚えて無い感じ?」
ベックが笑い涙を拭きながら聞く。
「あぁ…」
「前にもなったって聞いたけど、その時も覚えてないの?」
悪夢について気になったテイラーが質問する。
「前のもしっかりとは覚えてないけど、なんだか愛している者が無くなるような感覚だったような…」
「愛していた恋人がいたのね。」
テイラーは妬いたように聞く。
「あの頃の私にそんな暇は無かったよ。」
恥ずかしそうに笑うと、テイラーは、少し嬉しそうにするのだった。
お花畑にいる2人を邪魔するように聞く。
「魔法があれば悪夢をなんとかするぐらいできるじゃないか。」
「だめだった。色々試したけどね。」
「僕が悪魔と契約して、ゼリオの悪夢をいい夢に変えてあげるよ。」
「悪魔と契約しなくても、君には魔法の才能がある。」
「「そうなの!?!?」」
仲の悪い?2人がハモるのだった。
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