悪夢再来編03
「お前の名を言ってみろ!」
神父が聖書を読み、ゼリオの中にいる物に話かける。
「我は我なり。」
「名を言うのが怖いか?」
「怖い?何故?」
「神のお言葉によって神にお導き頂くのが怖いのだろう!」
「神?あぁその奴らの詩のことか。その煩わしい奴らの声を止めろ」
テイラーとリーンは聖書を口にして読んでいた。
「名を言えば止めてやる!言え!」
「我はルシファーなり」
「ル・ルシファー!?」
「我はサタンなり」
「嘘を言うな!」
「我はリヴァイアサンなり」
「いい加減にしろ!」
「我はベルフェゴールなり」
「もうやめてくれ!」
「我はマモンなり」
「本当の名は!」
「我はベルゼブブなり」
「そんなはずない!」
「我はアスモデウスなり」
「その名達を呼べる悪魔など存在しない!」
「我は我なり」
神父は震える心を抑えようとしながら聖書を読んだ。
「奴らが神か。」
ゼリオの顔が笑う。
「そう言うことか。」
そのままゼリオの体はベットに沈み、彼は深い睡眠に入ったのだった。
神父は腰を抜かした。
「「大丈夫ですか!?!?」」
テイラーとリーンが慌てている。
「あれは異常だ。」
神父は震えていた。
「どういうことですか!?」
テイラーが質問する。
「神父室に戻ろう。」
寝ているゼリオを置いて、3人は神父室に向かった。
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イギリスでは今も悪魔を信じる人は多くいます。
映画ヴァチカンのエクソシストを観るとイメージがつきやすいかと思います。