悪夢再来編02
「フランシス神父。少しお時間頂けるでしょうか。」
「いいとも。どうされた?」
「彼を見てもらえませんか。」
リーンは症状を神父に話した。
「なるほど。今夜にでも寝ているとこを見てみよう。リーンも立ち会えるかね。」
「大丈夫です。トイセンさん、それでよろしいですか?」
「はい。」
「私も行きたいです!」
「だめです。夜はもう実習時間外です。」
「ですよねぇ…きっとパパも怒るだろうし…」
「私は行くわよ。」
テイラーは大人気無い反抗をしたのだった。
夜、向かったのは教会。
今は使わなくなったシスターの部屋で眠ることとなった。
「ゼリオさん、すまないが手足を縛らせてもらうよ?」
悪夢を見た日のベットの状況を思い出す。
「わかりました。」
「夜中、寝た頃にまた来るよ。おやすみ」
「ゼリオ、きっと良くなるわ。頑張って。おやすみ。」
3人はシスターの部屋から出て行った。
「リーン先生、ゼリオには悪魔がついてるとでも言うのですか!?」
神父室に移動したテイラーが質問した。
「そうとはいいません。立場上の関係もありますので。」
「ではなぜ!?」
「フランシス神父はエクソシストなのですが、たびたび私の病院に悪魔付きとされた人を連れて来られるのです。」
「悪魔付きは精神的に問題を持った人ってことですか?」
「いえ…」
リーンはフランシスの顔を見る。
「テイラーさん。悪魔付きは存在する。
エクソシストは悪魔か、そうでは無いかを判断できなければならない。
リーン先生に診てもらっているのは、そうでは無い人達なんだ。
リーン先生は私に診てもらうべきだと考えたのだろう。」
夜中1時頃、テイラーがウトウトしていると…
ガタンガタンガタン
突如騒音が鳴り響く
その音で目を覚ましたテイラーは、神父とリーンと共にシスターの部屋へ向かった。
良ければご感想お願い致します。
初めての投稿です。御指南頂けるとありがたいです。
ブックマーク、ご評価よろしくお願いします。