表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/141

不協和音編03

「エセルも画家だったんですか!?」


「そこまではわかりません。しかし、彼女達は同じ科学者で同じ道を辿たどっていますので十分有り得る話かと。」


「でも、名前が同じだけって言う可能性も…」


「絵の女性の顔を見てください。」


「イブと同じだわ…」


「あなたがジョンコリアのことを調べていたので、私も調べてみました。妹のエセルの名前に見覚えがあり、日記を読み返してこの絵を思い出しました。先程のリリスと魔女の絵の話を聞いて、ピンと来ましたよ。」


「【戦士】と【魔女】はエセルが描いたって可能性が出てきましたね!」


「ええ、その可能性はあります。」


「この絵は展示品なんですか?」


「展示したことは無いのです。」


「そうなんですか!?何故ですか?」


「私の趣味で買った物ですからね。それにライオンの顔のタッチがあまり良く無かったので、ここに保管庫して忘れておりました。」




帰ったテイラーは早速、調べに入った。

現在不明な点は、黒猫と白いライオンの意味。そして、アダムの存在。


「ん〜やっぱりわからない。彼女達は何を伝えたかったんだろう…」


モーガンの言葉を思い出す。


『彼女達は科学者よね?あの時代、進化論論争が起きていたのに、創造論的なメッセージを示すかしら?』


彼女達についてより調べると、父親が、トマス・ハクスリーであった。

『ダーウィンの番犬の異名を持つ男…

超進化論支持者じゃない!ってことは、彼女達は創造的な絵を描いているけど、伝えたいのはより現実的なはずだわ!』








一悶着あった次の日。

トントン

「ネビルか、どうした?」


「これ、ゼリオさんっすよね!?どうやったんっすか!?めちゃくちゃリアルっすよ!」

例の動画を見せてきた。


「トリックだよ。忘れてくれ。」


「そうか〜トリックか…でももし本当なら、むちゃくちゃイカしてたんすけどね!」




仕事場に向かったゼリオはいつもと違う眼差しを向けられていた。あの頃のような眼差しを。

良ければご感想お願い致します。

初めての投稿です。御指南頂けるとありがたいです。


ブックマーク、ご評価よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ