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魔女絵の謎編03

「また君に負担かけることになってしまったね。」

「モーガンさんに久々に会いたいし、ちょうどいい機会だったわ。」

散歩から帰ってきた2人は、ソファに腰かけていた。

ゼリオは先程の光景を思い出した。

「鳥って酷（むご）いよね。」

「酷い？」

「鳥は獲物の急所を狙わないじゃないか。突っついて、じわじわと殺す。」

「たしかに…けど彼らの中には、高いとこから獲物を落として、食す鳥もいるそうよ。」

「同じ鳥でも頭がいいのがいるみたいだ。」

皮肉じみたように笑った。

「同じ種類だけど、進化によって違う生き方をするの。そうだ！これ見て。」

テイラーがコリアの作品を見せる。

「この人が、有名な生物学者で進化論をとなえたチャールズ・ダーヴィン。」

テイラーはダーヴィンについて説明したのだった。

説明を聞いたゼリオは疑問を感じた。

「ユダヤ神話とか、キリスト教は、アダムとイブのように神が生物を創造したとされているから反発がありそうだけど…」

「さすが！その創造論が一般的だったから、キリスト教極右派と対立してしまったの！」

ブーンブーンブーン

スマホが鳴ったので、確認するとジュリマックからの着信であった。

「もしもしどうした？」

「送った動画みてみろ！」

動画を2人で見ると、そこには1時間前くらいの2人が映っていた。

【魔法でリスの怪我を治した映像】

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