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刑務所編④おふざけ

「おい、ゼリー見かけたか?」

集会にゼリオの姿が無いのをボマーが気付き、

グノリスに声をかけた。


「まぁ飯の時は見かけるんですが、集会には来てないんですね。あいつを呼ぼうとしたやつらもいたんですが、絡むと体の調子が悪くなるっつて皆んな近づかくなってるんですわ。」


「舐めやがって…」


「でもボス、仕事はほぼ、ちゃんとやってるんですよ。どうやってるのかはわからないんですが…」


「ほぼ??ほぼってなんだ?」


「それが…電子機器は完璧にこなすんですが、薬とか武器が…」


「ちゃんと説明しろ!」


「薬は開けた様子は無かったのですが、純度の確認でウェインが鼻から薬を吸った途端、もがき始めたんですよ、涙流して、鼻水たらたら。ひでぇもんでした……んで、調べてみたらそれが塩だったってわけです…

他にも色々ありましたが、どれも未開封で、やつが細工するのは不可能だったんですよ。」


数秒の沈黙の後、

「連れて来い!」


「!? ボス!それはちょっと…」


ボマーの視線に耐えられず、

「んんん〜、ああもう!わかりましたぁ!連れてきますぅ!」

半べそかきながらグノリスはゼリオのとこへ向かった。


その頃ゼリオは…

スマホ中毒になっていた。

「YouTube っと。今度撮影してみるかなぁ」


「おい!ゼリオ!集会に来い!ボスがお呼びだ!!」


「集会??んなぁいいよ〜。」


「来い!力づくでもつれて・・・」ムズムズ


『ケツとシモが熱い!?いや、寒い!?

うぐっ、なんだなんだ!?』


「ぐはああ、痛ええーー」

と言って去って行った。


「YouTube 名物メンソール!!撮影しとけばよかったな」

ニコっと笑ってまたスマホと向き合った。


その日の夜、ブラジリアンワックスを全身に塗りたくられる悪夢を見て、我に返ったのであった。


スマホ中毒の甲斐あって、かなり外の世界の情報を得られたゼリオは、外に出ることを考えていた。


「このまま魔法を使って外に出れば、追われる身になる。」

なら正攻法なやり方で出なければならない。


「ベックスター、ここから早く出るにはどうしたらいい?」


「僕はあと1年もすれば出られるからいいけど、君はあと刑期はどのくらいなんだい?」


「あと5年と言ってたかな?。それに私には国籍がないからその後どうなるか…」


「そうか…ならこの国にとって有益な存在であることを示せればいいんじゃないかな?」


「有益な存在??」


「そう!例えば弁護士資格を取るとか難しい資格を取得すれば、君の価値は上がるはずさ」


「じゃあ、こういうのはどうだ??」

コソコソコソ


「!?!?!?そんなの絶対無理さ!!

それこそ君はヒーローになれるけど、そんなのアベンジャーズでも無理だよ!」


「ヒーローになろうじゃないか」


良ければご感想お願い致します。

初めての投稿です。御指南頂けるとありがたいです。


ブックマーク、ご評価よろしくお願いします。

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