表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/141

リリス絵の謎編04

夜、約束通り電話をかけた。

「もしもし、もう食事は済んだ?」


「えぇ、帰り道で済ましたわ。美術館はどうだった?」


「リリスを観る前に美術館からReleaseリリースされるとこだったよ。」


「なにそれ、追い出されそうになったの?」


「あそこでサングラスは変だったみたい。」

変装目的でかけていたサングラスによって、警備員に声をかけられていたのだ。


「確かに絵を見るのにサングラスは変だわ。」

と、クスクス笑った。


「サングラス外したけど、大丈夫だったよ。

もう普通のイギリス人に見えるらしい。」

電話越しに笑みを浮かべ、テイラーに送った写真を見るように伝えた。


     【リリス】と【魔女】


データを開いたテイラーに言う。

「どっちも同じ女性に見えない?」


「確かに同じように見える…」


「ネットでジョン・コリアの作品を探したけど、他の作品でこの女性はいなかったよ。」


「マリアンが、リリスと魔女を描いたとすると、

魔女にも何かメッセージがありそうね。

女性はイブで、蛇がリリスだとしたら、猫も誰かを示していることになるわ!」


興奮気味のテイラーにゼリオが冷静な声で話す。


「彼らは何者なんだろう。」


「私達の推理が正しければ、彼らはrib wreathのメンバーってことよね?」


「彼らがメンバーであれば、鬱になったマリアンが描いてしまったリリスを、ジョンが回収したと言えば辻褄つじつまが合う。」


「そうよね、マリアンは病死ってなってるけど、ジョンが組織の漏洩を恐れて殺したのかも。」


「けど、rib wreathのメンバーとして絵を回収したのに、息子から漏洩されるようなことはしないんじゃないか?」


「そうね、私達はrib wreathについて調べて来たからわかるけど、そんなヘマはしないと思うわ。」




「そこなんだよ」


「え?」


「それほどまでに隠されている組織なのに、ジュリは何故、rib wreathを知っていた?」

良ければご感想お願い致します。

初めての投稿です。御指南頂けるとありがたいです。


ブックマーク、ご評価よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ