イスラエル編03
「なぁ、最近またボマーうるせぇーな」
「だね、なんかいいことあったんでしょ」
「あっ、こっち見たぞ。」
「あ〜来たよ…」
「おおーーい、元気か??」
「お前が元気になったじゃないか」
「まぁな、ボスの機嫌が治ったんだ!ゼリオの件は、しこたま怒られたんだが、俺の成果を評価してくれたんだ!これでボスの側近だぜ!ガハハハ」
ドイツに入った頃には、日が落ちていた。
「今日はもう休もう。運転ありがとう。」
「大丈夫よ。何だか全然疲れてないの。でも、お腹は減ったね」
道中、軽食しか取ってなかった。
ドイツの都市、ラシュタットの宿泊施設を目指した。
「同じヨーロッパでも街並みが全然違うんだね。」
「ドイツは、フランスと同じゴシック様式の建築物が多いけど、文化によって雰囲気が変わるわね。」
「文化とは素晴らしいよ。」
街並みに感動していた。
1階にドイツ料理店があるホテルを見つけ、2部屋を借りることができた。
荷物を置いて食事に向かうことに。
「テイラー、とても素敵なドレスだね。」
「ありがとう。お気に入りのドレスなの。」
「僕もいい服が必要のようだ。」
「今度洋服を選んであげる。」
不慣れなエスコートで夕食へ向かった。
「こんばんは、ご注文お願いします。」
「ビールと食事のおすすめを教えて欲しい。」
「ビールですと、ヘレスビールがおすすめです。このビールに合うのはこのお肉料理ですね。
ご一緒にサラダはいかがですか?そちらの女性が好きそうなのをチョイスしますよ。」
「それをお願いするよ。」
「かしこまりました。」
「ホテルも素敵だし、お店も素敵だし、接客も素敵ね。ここにしてラッキーだわ!」
「お先にビールとサラダです。
サラダはアボカドの上にサワークラフトを乗せてカルパッチョ添えております。ライムをかけて食べると美味しいです。」
「ビールは初めて?」
「冷蔵庫にバドワイザーがあって飲んでたよ」
と笑った。
「「乾杯」」
「ラガーね!美味しい!」
「爽やかだけど、重厚感を感じるよ」
「サラダもおいしい!ライムが最高ね!」
少しすると肉料理が届いた。
「お肉料理お待たせ致しました。」
そのビジュアルは、肉が串刺しになってケバブ状態になっていた。
「こちらランプステーキです。串から外してお好みのソースをつけてお召し上がりください。
私はこのサラダと一緒に食べるのが大好きです。よかったら試してください」
「んー!美味しい!レアめなのに柔らかい!
サラダと食べるとさっぱりするわ!」
「ビールともすごく合うね。肉とビールって、こんなにも合うんだな」
「今度、私が大好きなステーキのお店に連れてってあげる!」
食事を終え、お店を出る。
「ごちそうさま、とてもいい夜だった。」
「喜んでもらえてよかった。
よかったら部屋で少し、飲まない?」
ゼリオは、冷やした白ワインを取り出した。
2つのグラスに注ぐ。
「「乾杯」」
「これ美味しい!」
「でしょ。これは僕にとっても特別な味なんだ」
「特別?」
ゼリオは、思い出話をしたのであった。
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Schützen Hotel & Restaurant
をイメージして書きました。