ファミリア編01
「あいつ元気にしてっかな。」
「楽しくやってると思う。厄介事に巻き込まれてる気がするけど。」
「ちがいない。」
続けて微笑みながら、
「やつのおかげで、クラリスとの関係が良くなった。これほど嬉しいことはない。会いたいよ。」
「前はガオガオだったのに、今はニャーニャだね。」
と嘲笑う
「うるせぇ」
と笑い返す。
フリータイム、運動上のベンチで
レオ、セインは雑談をしていた。
「そういや、お前の父ちゃん、ゼリオの事をすごく興味持ったんだろ?」
「そうなんだ。外でも僕たちの影響で、すごい変化があったじゃない?
それから合わせろってうるさくて。」
「そうだよな、クラリスもだよ。
でも合わせるわけにもいかないよな。」
「彼はもう一般人だからね。」
苦笑いをし、肩を落とした。
レオの目に、ふとボマーが入る
「なぁ、あのボマーってやつ、馬鹿そうなのにちゃんとしてるんだな。」
「馬鹿そうなのに、交渉うまいもんね」
「おい、こっちに気づいたぞ。」
「うわ、こっちに来る」
ドスドスドス
「元気か?あの件うまくいったぞ、ありがとな!お前らのおかげで、俺も幹部候補生だぜ!ガハハハ。んでなんの話してたんだ。抜け駆けは無しだぜ?」
「ゼリオの事話してたんだよ。
お前とこのボスはゼリオの事知ってるのか?」
「知らないと思うぜ?だから俺はBIGになった!
やつもそれを望んだからな。ガハハハ。」
小声でハモる。
「「やっぱこいつ馬鹿だ。」」
「まぁ、たしかにその後は、お前が仕切ってここまできたからな。間違えではないな。」
「だろぅ、俺は天才なのよ。」
「このゼリオ・トイセンってやつを洗え」
「攫わなくていいのですか?」
「ああ、まだな」
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