黒幕編03
「この時間に来られるのは、お久しいですね。」
「こんにちは。」
「今日はどうなさいましたか?」
「ちょっと聞きたいことがありまして。」
「わかりましたか。」
「すべてのきっかけに関与していましたから。」
「小さき頃のあなたを見ました。なぜか運命を感じましたよ。その運命は、私とあなたを繋げました。」
「何を言っているのですか!?なにが目的なんですか!?」
「ちょうど目覚めたようです。やっとだ。やっと世界が変わる。」
「なんだ、頭が痛ぇ…くっくすり…がっあ」
記憶を見た。
最初の過ちの記憶。
新たな希望の記憶。
希望の死の記憶。
「目がっ、こんなはずない。こんなはずない。」
鏡を見る。
「なんだこの右目…」
何かが見える。
「ここは…?」
誰かを見た。
「まずい、行かなければ…」
意識を朦朧とさせながら車を走らせる。
ジュリマックは、銃を上着の中で構え、博物館を捜索し始めた。
「くそ、もう、見えなくなっている。なんだったんだ。けど、ここにテイラーがいたはずだ。」
棺の前まで着く。
『見えた場所はここだ。』
「テイラー!!」
周囲を見渡し、棺が納めるられているガラスに目をやると再び目が光った。そして、ガラスにメッセージが浮かび上がる。
「地獄の王が神となる。神は生け贄となろう。」
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