表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/141

MAP POINT編04

「ここは12世紀頃に建てられた教会よ。」


「なんて素晴らしい祭壇なの!?」

礼拝堂に入ったテイラーは、目を輝かす。


『ここにも特に何も無いな。』

ゼリオは周囲を確認し、手がかりを探っていた。


「こちらに来て。」

クラリスに案内された2人は、イエスキリスト像の前に立ち、

「この顔は痛みと憐れみを表しているの。目を合わせながら動いてみて。」

と言い、3人で動き始める。


「え、動いているのに目が合う…」

「像は動いてないはずなのにね。」


「このイエス様は、地元で奇跡の十字架と呼ばれているわ。次はこっち。」



「これは…」

そこにあったのは、おびただしい数の人骨。


「村の言い伝えだと、大昔に貴族の弾圧で犠牲になった人みたい。」


「ゼリオ、ここ見て。」

テイラーは、納骨場所の入り口上を指差した。


【Was Ihr seid, sind wir gewesen /Was wir sind, werdet ihr werden】

【あなたが何であるか、私たちはそうであったのか /私たちが何であるか、あなたはなるでしょう】


「どう言う意味なんだろう?」


「私はなんだろう。私達に何があった。私達は僕だ。僕は……


クラリスは語り始めた。

「結局、先に死ぬのは弱い人間。」

多くの骨を見つめ言う。

「私はこの言葉を、後悔/希望だと思うわ。人間は誰もが強くなれるもの。」


「クラリスさんは元々強いような…」

テイラーはボソっと呟いたのだった。


一通り見学を終えたゼリオは、地図の印がsix deadとbbに繋がったことで、ギャングに手がかりを見出した。

「ここはレオの故郷ですけど、あなたも昔、来ていたのですよね。良ければbbの別荘を見せて頂けませんか?」


「ちょっとゼリオ!」

テイラーは、唐突な発言に焦り出した。


「ごめんなさい。私の父が亡くなって、取り壊してしまったの。」


「そうですか…ちなみに、six deadと bbは、どのような関係なのですか?」


「私達と抗争していたのはRancherだけど、six deadとはお互い関わらないようにしていたわ。でも結成当時は仲がよかったみたい。」

良ければご感想お願い致します。

初めての投稿です。御指南頂けるとありがたいです。


ブックマーク、ご評価よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ