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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第5章 神の国を侵略した龍《ドラゴン》
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神の国を侵略した龍《ドラゴン》 18

 女神隊員はテレポーテーションする気です。が、ためらいがありました。

  実は女神隊員は以前脳震とうを起こしたとき、それからしばらくの間テレポーテーションできなくなったことがあったのです。正確にはテレポーテーション自体はできたのですが、テレポーテーションの先でひどい頭痛に襲われたのです。

 今佐川市にテレポーテーションしたら、またあの頭痛が襲ってくるような・・・

 女神隊員は熟考し、とりあえず1回だけテレポーテーションを試してみることにしました。

 女神隊員は覚悟を決めると、部屋の隅に掛けてあるウィッチズハットを見ました。いや、その隣に掛けてある千羽鶴を見たようです。

 実はあの日以降も千羽鶴は届けられてました。しかも日を追うごとに千羽鶴は増えて行き、いまや3千羽以上となってました。全部小学生が折った鶴です。女神隊員はその千羽鶴に話しかけました。

「行ってくるね」

 次の瞬間女神隊員の姿は、ふっと消えました。


 ここは晴天下の街道。歩道に黒い渦巻きが発生し、女神隊員がその中から現れました。が、その途端、女神隊員は頭を、いや、ヘルメットを抱え、うずくまってしまいました。思った以上の頭痛が襲ってきたのです。

「いたたた~ やるんじゃなかった・・・」

 しかも狙ったところとはちょっと違うところにテレポーテーションしてしまったようです。

 そこに1台のバイクが急停車しました。750ccのバイクです。

 女神隊員のフルフェイスのヘルメットとワンピースのテレストリアルガードの隊員服は、ある意味ライダーの装備です。傍らに停まったライダーは、別のライダーが事故を起こしたと勘違いしたようです。

 ライダーはバイクを降り、女神隊員に駆け寄りました。

「お、おい、大丈夫か?」

「あはは、ごめん」

 と言うと、女神隊員は両手で挟み込むように自分のヘルメットに触れました。そしてヘルメットを脱ぎ始めました。すると女神隊員の巨大な単眼があらわになりました。それを見てライダーは、思わず腰を抜かしてしまいました。

「う、うわ~っ! 一つ眼小僧ーっ!」

 女神隊員は急いでヘルメットをかぶり直すと、バイクにまたがりました。

「ごめんね!」

「ちょ、ちょっと待ってーっ!」

 と叫ぶものの、ライダーは腰を抜かしたまま。バイクが走り出しました。バイクにまたがった女神隊員は、走りながら鼻唄を唄ってます。

「ぬ~すんだバイクで~」


 はてしなく続く森林の上を怪獣が飛行してます。その真後ろを航空自衛隊のF2戦闘機7機が追ってます。さらにその後ろにはテレストリアルガードのストーク号とヘロン号が並んで飛んでます。

 ヘロン号のコックピット。シールドとマスクをしている橋本隊員がぽつり。

「ふっ、宇宙人が相手だとうちらが優先だが、怪獣が相手だと先に現場についた方が優先か」

 倉見隊員が応えます。

「空自の腕前を拝見しますか」


 怪獣の眼から見た光景。森林がはてしなく続いてます。遠くにダム湖が見えてきました。その湖を越えて行きます。怪獣はここでつぶやきました。

「ここまでくれば、もう人間に害はないな」

 山肌が剥き出しになってる山が見えてきました。ブレーキをかけるように怪獣は翼を大きく広げ、その山に着陸しました。

 迫って来る7機のF2戦闘機。怪獣はそれを見てつぶやきました。

「久しぶりにこの魔法使うけど、ちゃんと使えるかな?」

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