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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第5章 神の国を侵略した龍《ドラゴン》
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神の国を侵略した龍《ドラゴン》 16

 一方こちらは大病院に入院してる女神隊員です。女神隊員はドクターストップがかかってるとはいえ、元気いっぱい。医師にそれをアピールするため、医師が診断に来る時間に合わせストレッチ体操を始めました。で、医師団がやってきて、やっぱり怒られました。

「困りますねぇ・・・」

 女神隊員はとても小さくなりました。

「あは、すみません・・・」


 渋谷事件から3日目・4日目・5日目・・・ そして7日目。今日も怪獣の女は治療を受けてました。今その治療が終わったところです。女医さんはつぶやきました。

「今日から包帯はいらないな」

 それを聞いて女は、

「出てってもいいのか?」

 と、質問しました。女医さんの応えは、

「おすすめできないな」

 おすすめできない=命の保証はできないが、退院しても構わない。女はそう解釈しました。女は再び女医さんに質問ました。

「もう1度訊かせて欲しい。なんで私を助けた?」

「きまぐれ」

 やっぱり真面目に応えてくれません。女は黙ってしまいました。すると今度は女医さんの方から質問してきました。

「じゃ、私から質問してもいいかな? なんで渋谷を壊した?」

「壊したかったから」

 報復なのか、女も真面目に応えません。女医さんは気分を害してしまいました。いや、そのふりをしたようです。

「私はあなたの命を助けたんだ。少しは見返りがあってもいいんじゃないのか?」

「わかった」

 女医さんは再び質問です。

「じゃ、もう一度訊くよ。なんで渋谷を壊した?」

「壊したかったから」

 やっぱり応えは同じでした。いや、今回は続きがあるようです。女は視線をずらし、言葉を続けました。

「私はいろんな次元に行って、その次元の町を徹底的に破壊して、屈服させることに興味があった」

「すごい趣味だなあ、おい。今まで負けたことはなかったのか?」

「なかった。今まですべての町を破壊した。もちろん逆襲されたこともあったが、それでも最後は屈服させた。こんなに逆襲されたのは初めてだ」

「そんなに破壊して、何が楽しいんだ? 最終的には何をしたかったんだ?」

「神の国を壊したかった」

「はぁ?」

 女は視線を上の方に向け、

「私が住んでた次元では、生物の頂点は我々(ドラゴン)だった。人類は数が少なく、力も弱かったから、相手にすらならなかった。けど、人類はあっという間に増えて行き、科学技術も向上させ、いつの間にか我々を脅かす存在になっていた。

 ついに一部地域で我々と人類が衝突し、それがきっかけで全面戦争に突入した。

 戦況は我々に有利だった。けど、神が降臨し人類あいつらに味方した。するとあっという間に形勢が逆転し、最終的に我々のリーダーが敗北を宣言した。我々は片隅に追いやられた。私はそれに納得いかなかった!

 私には時空に穴を開けるという特殊能力があった。私はそれを使って、別の次元に逃走した。

 その次元では人類が平和に暮らしてた。私はその光景が許せなかった。

 怒りを爆発させた私は、人類の町を破壊して破壊して破壊しまくった。ある程度破壊ると私は納得し、別の次元に飛んで行き、その次元の人類の町も破壊し尽くした。その町を破壊すると、また別の次元に飛んで行き、その人類の町も徹底的に破壊した。

 でも、どんなに破壊しても、私の心は晴れなかった・・・」

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