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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第5章 神の国を侵略した龍《ドラゴン》
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神の国を侵略した龍《ドラゴン》 13

 女神隊員は再び振り返り、ドアのノブに手をかけました。が、またもや隊長が、

「あ!」

 と言うと、再び立ち止まり、振り返りました。

「今度はなんですか?」

「テレビつけてってくれ」

「はい!」

 女神隊員はテレビのメインスイッチに手を掛けました。するとテレビがつきました。隊長は礼を言いました。

「ありがと」

「もう用事はないですか?」

「ないよ」

「それじゃ」

 女神隊員はドアを開け、出て行きました。隊長はそのドアを見て、ぽつりと言いました。

「ちゃんと寝てろよ。脳震とうと言っても、後遺症が出る場合があるからな。

 しかし、あいつが脳震とうで、助けに行ったオレがひざの骨折て、なんかバランスが悪くないか?

 ちっ、しゃべるだけで痛いや・・・」

 隊長はテレビを見ました。テレビの中では瓦礫の山となった渋谷の街並みが映ってます。今その前でレポーターがしゃべってるところです。

「今日渋谷に出現した怪獣ですが、現在自衛隊とテレストリアルガードが捜索してますが、いまだに発見にいたってません。どこに行ったのか、まったくの謎です。

 死者の数ですが、すでに800人を越えてます。行方不明者はまだ200人以上いる模様です。今懸命の救出活動が行われてるところです」

 隊長がぽつりと言いました。

「死者1000人以上か・・・」


 夜になり、朝になりました。女神隊員は病室の中でテレストリアルガードの隊員服に着替えてる途中です。実は女神隊員はドクターストップがかかってるのですが、もう出動する気でいます。しかし、ここでいきなりドアがノックされました。

「へっ?」

 女神隊員はちょうどヘルメットを被ったところでした。

「ど、どうぞ!」

 女神隊員がそう言うと、ドアが開き、女性看護師さんが入ってきました。女神隊員は勝手にテレストリアルガードの隊員服を着たので、これは怒られるなと覚悟したのですが、

「ああ、ちょうどよかった!」

 看護師さんは女神隊員の手首を握りました。

「ちょっと来てください!」

「へ?」


 女神隊員は看護師さんに手を引かれてエレベーターに乗り、1階へ。そしてエントランスへ。エントランスの外には人だかりができてます。女神隊員はそれを見てびっくり。

「な、何、これ?」

「すみません。みなさんにあいさつしてください。さっきから玄関が使えないんですよ」

「あ、はい!」

 女神隊員はとりあえずエントランスの外に出ました。

 人だかりはたくさんの数の小学生でした。その小学生たちが女神隊員の姿を見て一斉に、「うわーっ!」と声を上げました。女神隊員はそれを聞いてびびりました。

「ええ?・・・」

 女神隊員の最も近くにいる小学生の男の子が、声をかけました。

「ヘルメットレディさん、もうお身体は大丈夫なんですか?」

「う、うん、大丈夫。見ての通りよ!」

「よかった!」

 子どもたちはわーいと叫びました。それを子どもたちのさらに外側にいる報道カメラマンたちが撮影してます。

「ヘルメットレディさん、これ!」

 別の小学生の女の子が、女神隊員に箱を差し出しました。紙製の箱です。女神隊員はそれを受け取りました。が、何がなんだかわからず、頭に?を浮かべてます。するとそれを手渡した女の子が、

「箱を開けてみて!」

 女神隊員が箱を開けてみると、中身は千羽鶴でした。と言っても、実際は百羽鶴ぐらい。

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