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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第5章 神の国を侵略した龍《ドラゴン》
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神の国を侵略した龍《ドラゴン》 11

 ストーク2号のコックピット。上溝隊員が隣りの席の海老名隊員に命令です。

「ジェイダム爆弾発射ーっ!」

「了解!」

 海老名隊員がコンソールのボタンの1つを押しました。


 ストーク2号の腹のハッチから4つのミサイルが同時に発射されました。それが怪獣の身体に全弾命中。大きな火花が散り、怪獣が悲鳴を上げました。

「ぐわーっ!

 このーっ、ぶっ殺してやるーっ!」

 怪獣は口の中に炎を溜め込みます。上溝隊員は実戦経験があまりありません。そのせいかストーク2号は逃げる様子がありません。ヘロン号のコックピットの橋本隊員はそれに気づきました。

「ちっ! 上溝あいつ、逃げる気がないのかよ!?・・・」

 怪獣は火焔を吐く寸前に。

 橋本隊員は手元のボタンの1つを押しました。

「させるかーっ!」

 ヘロン号がミサイル2発発射。それが怪獣のうなじに命中。ドバーン!

「うぐっ!」

 怪獣は火焔を吐くものの、それは足下にでした。怪獣はその反射熱を思いっきり浴びてしまいました。

「うわっ・・・ くっそーっ!」


 ストーク2号の上溝隊員が再び海老名隊員に命令します。

「バンカーバスター発射!」

「了解!」

 海老名隊員はコンソールのボタンを再び押しました。


 ストーク2号はまたもやミサイルを4発同時発射。そのすべてが怪獣の身体に突き刺さりました。ワンテンポ置いて大爆発。これはそうとう強烈だったらしく、怪獣は今までにない悲鳴を上げました。

「うぎゃーっ!」

 もうもうとした爆煙が晴れると、そこには怪獣の姿はありませんでした。それを見て橋本隊員は驚きました。

「き、消えた?・・・」


 女はゆっくり眼を醒ましました。怪獣に変身してた女です。今は人間体に戻ってます。女は身体のあちらこちらから出血してたようで、全身血だらけになってます。女はコンクリートのガレキの中に倒れてました。自分が壊した街のガレキです。

 女はぼーっと空を見上げてます。

「ああ、私はやられたのか?・・・」

 太陽の光が彼女を晒します。

 と、ここで2人の男性が通りかかりました。服装からして2人は消防隊員のようです。うち1人が女に気づき、指を差しました。

「お、おい、あれ!?」

「ああ!」

 2人は女に向かって駆け出しました。

「おーい!」

 2人の消防隊員が女の身体に到達しました。

「安心しろ。いますぐ病院に連れてってやるからな! しかし、変わった格好だなあ。劇団員か?」

 女はまだぼーっとしてます。が、2人の消防隊員のうち1人が手を差し伸べると、はっとしました。

「さあ!」

 パシリ! 女はその手を叩きました。

「いらん!」

 2人の消防隊員はその女の行動にびっくり。

「ええっ!?」

 女は立ち上がると、

「ほっといて!」

 と怒鳴って、歩き始めました。2人の消防隊員は、

「お、おい!?・・・」

 けど、助けを待ってる人は他にいるかもしれません。

「しょうがないなあ・・・」

 と言って、女とは別の方向に去って行きました。

 ガレキの中を歩く女。その足取りはかなり重そう。漏れてくる息もかなりきつそうです。

「くっそーっ、痛い、全身が焼けるように痛い・・・ こんなに痛めつけられたのは、いつ以来だ?・・・

 どうやって帰ろう。ふふ、神の国を侵略した罰かな?・・・」

 女の耳にふと異音が聞こえてきました。女が顔を上げると、ヘリコプターが飛んできました。

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