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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第5章 神の国を侵略した龍《ドラゴン》
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神の国を侵略した龍《ドラゴン》 6

 ストーク号コックピット。いつものように隊長と寒川隊員が横に並んで座っており、後ろの補助席には女神隊員が座ってます。隊長は横目で寒川隊員を見て、質問。

「ジャンプの用意はできたか?」

「はい!」

 隊長はヘルメットと一体になった無線機に話しかけました。

「橋本、そっちは?」


 ヘロン号のコックピット。いつものように橋本隊員と倉見隊員がホース付きマスクとシールド付きのヘルメットを装着して座ってます。橋本隊員が応えました。

「いつでもOK!」

 再びストーク号のコックピット。隊長の命令です。

「よし、ジャンプ!」

 ストーク号とヘロン号がふっと消えました。


 上空。と言っても、ぶ厚い雲の下。高度は低いようです。そこに突然ストーク号とヘロン号が現れました。

 その眼下は渋谷のスクランブル交差点。たくさんのクルマが大破してます。中には激しく燃えてるクルマも。

 ストーク号のコックピットの隊長が驚きました。

「な、なんだ、こりゃ!?」

 道路の真ん中に足跡があります。隊長がそれに気づきました。

「ん、足跡?・・・」

 隊長が眼でそれを辿っていくと、遠くに巨大な生物の姿が。

「あれが怪獣か?」

 報道のヘリコプターが怪獣に近づきます。そのテレビカメラが怪獣を捉えました。

 なんか西洋のドラゴンて感じの怪獣です。側頭部には二股の角が1対生えてます。身体には大きな翼が生えてます。眼光鋭く、まだまだ壊し足りないって顔をしてます。その映像に合わせ、テレビ局のアナウンサーの声が。

「10分前渋谷スクランブル交差点に突如出現した怪獣は、現在代々木公園の方に向かってます。近くにお住いの方は、すぐに避難してください! もう一度お伝えします!・・・」


 さらなる報道のヘリコプターが飛んできました。そのヘリコプターが怪獣に向かって飛行してるヘロン号の前に入りました。ヘロン号のコックピットの橋本隊員は、そのヘリコプターに眉をひそめました。

「くそーっ! なんなんだよ、こいつ!? 邪魔だっつーの!」

 猛スピードでヘリコプターに突っ込んでいくヘロン号。そのヘリコプターの操縦者が横目で後方を見て慌ててます。

「う、うわーっ!」

 ヘリコプターは間一髪でヘロン号を避けます。ヘロン号の橋本隊員は横目で後ろを見て、

「けっ、そこで小さくなってろや!」

 橋本隊員はコンソールのボタンの1つを押しました。するとヘロン号の腹のハッチが開き、ビーム砲の砲塔を出しました。

 ヘロン号はそのまま道路に沿って飛び、ビーム砲を発射。そのビームが怪獣の背中に命中。ヘロン号の橋本隊員と倉見隊員は歓声を上げました。

「よーし、やったーっ!」

「へ、ちょろいもんだぜ!」

 けど、怪獣は平気な顔をしています。

「ふっ、そんなもの、私に効くと思ってんの?」

 橋本隊員と倉見隊員の顔色が暗転しました。

「き、効いてない?・・・」

 怪獣は大きく口を開け、火焔を吐きました。

「死ねーっ!」

 その火焔がヘロン号の背後に。倉見隊員は横目でその火焔を見て、

「ちっ・・・

 バリア展開!」

 ヘロン号の後方にバリア発生。そのバリアに火焔が命中。バリアはバリンと破裂。ヘロン号ピンチ!

 が、ほぼ同時にヘロン号は旋回してました。ヘロン号はぎりぎりで火焔を交わし、火焔は大空に。そのまま雲を突き抜けていきました。橋本隊員はふーとため息。

「や、やばかった・・・」

 ストーク号に乗ってる隊長は驚いてます。

「な、なんだ? あいつ、火を吐くのか?・・・」

 寒川隊員はそれに応えるように、

「バリアを平気で破っちゃうなんて・・・」

 隊長はニヤッとして、

「ふっ、じゃ、これはどうだ!?」

 ストーク号が怪獣の真上やや後ろで空中停止。コックピットの隊長。

「この位置じゃ火焔は吐けないだろう! 寒川、ビーム砲で攻撃だ! うなじだ! うなじを狙え!」

「了解!」

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