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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第5章 神の国を侵略した龍《ドラゴン》
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神の国を侵略した龍《ドラゴン》 3

 その女神隊員はどこか不自然。そう、ヘルメットを脱いで代わりにナス紺色の巨大な帽子を被ってるのです。その帽子はアニメ、リトルクイーンのいけない魔法マジックで幼い女王が被ってたウィッチズハットそのものでした。

 そうです。海老名隊員がアニメのコスプレアイテムを売ってるHPで購入した商品です。さきほどの箱の中身はこの帽子だったのです。

 海老名隊員はそれを見て大喜び。

「うわ~っ、リトルクイーンのいけない魔法マジックの帽子、届いたんだ!」

 女神隊員は女王が魔法をかけるときにするポーズを作って、

「どう、海老名さん?」

「うん、最高!」

「ありがと! これ、とっても気に入ったよ!」


 いよいよ夕食の弁当を注文する時間となりました。上溝隊員がみんなに質問しました。

「みなさん、お弁当はいつものやつでいいですか?」

 それに対し橋本隊員は、

「ああ、いいよ」

 倉見隊員も、

「いいですよ」

 しかし、隊長は浮かない顔をしてます。寒川隊員はそれに気づき、

「あ、隊長、これからカラオケに行きませんか?」

 それを聞いて隊長の顔がぱっと明るくなりました。

「おお~ いいねぇ~!」

 ノートパソコンでインターネットをしてた海老名隊員も、その言葉に反応しました。

「あっ、私も行く~!」

 しかし、上溝隊員は不快な顔を見せました。

「ダメです! カラオケに出てくる料理はみんな味が濃いんですよ! 塩分もたくさん入ってるはずです!」

 海老名隊員が反論。

「大丈夫ですよ。私が見張りますから!」

 上溝隊員はさらに反論します。

「あなた、歌いだすと夢中になっちゃうじゃん、歌に! そのスキに隊長がこっそり食べたら・・・ あ~ やっぱりダメ!」

「それも大丈夫。私が熱中し過ぎたら、代わりに女神さんが隊長を見張るから」

 女神隊員はええ~とした態度をして、自分を指さしました。ちなみに、女神隊員はリトルクイーンのいけない魔法マジックの女王の帽子は被ったままになってました。えらく気に入ってるようです。

 上溝隊員はついに折れました。

「わかったわ。今日だけよ」

 海老名隊員はそれを聞いて大喜びです。

「やった~っ!」

 隊長もうれしそうな顔を見せました。


 夜と夕方の中間の時間帯。遠くの空が赤身がかってます。ここはテレストリアルガード基地の車庫。今大きなシャッターが開き、SUV車が出てきました。テレストリアルガードのカラーリングが施されてないクルマです。実は寒川隊員の私用のクルマです。

 SUV車がゲートの前に来ると、ゲートが自動的に上りました。すると両側からカメラを持った男女が複数出てきて、SUV車を囲みました。で、車内をバシャバシャ撮影し始めました。

 助手席に座ってるサングラスをしている海老名隊員が、わざとらしく嫌な顔を見せました。SUV車がカメラマンたちを振り切って街道に出ました。


 SUV車車内。助手席の海老名隊員はサングラスを取り、つぶやきました。

「もう、ほんとうにあいつら、迷惑なんだから・・・」

 ちなみに、今このクルマを運転してるのは寒川隊員。後部座席には隊長がいます。もちろん、みんな、私服です。

 先ほどのカメラマンたちは、新○や文○や東○ポなどに雇われたカメラマン。いわゆるパパラッチです。

 巷では女神隊員は宇宙人で単眼てところまでバレてます。でも、その単眼をカメラに収めた人はだれもいません。だからマスコミ各社は、女神隊員の単眼を狙って賞金を懸けてるのです。

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