表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第4章 前方の敵後方の敵
72/380

前方の敵後方の敵 14

 スペースストーク号の腹の砲塔がビームを発射。ビームは女神隊員に一直線に向かいます。が、女神隊員は直立不動のままハニカム構造のバリアを張り、そのビームを弾きました。

 スペースストーク号のコックピットの宮山隊員は、それを見て悔しがりました。

「ちっ! バリアかよ!?」

 今度は女神隊員がレーザーガンを構え、発射。スペースストーク号はその光弾をバリアで防ぎました。ストーク号のバリアと同じバリアです。

 入谷隊長の左側に座ってた番田隊員がニヤっと笑いました。

「ふっ、そこらへんのへなちょこエイリアンと一緒にすんな!」

 これを見て地上のマニアたちはざわつきました。

「お、おい、なんでヘルメットレディとスペースストーク号が闘ってるんだ? 仲間だろ?」

 女神隊員は今度は右手を真上に挙げました。するとその手に巨大な剣が現れました。女神隊員はその剣を振り上げ、スペースストーク号に雄叫びをあげながら突進開始。

「うおーっ!」

 入谷隊長はそれを見て、

「おい、来たぞ! 撃て・・・ いや、逃げろ!」

 宮山隊員が応答。

「了解!」

 スペースストーク号が消滅。女神隊員は急ブレーキ。振り向きざま片手で円を描くように剣を振り下ろしました。

「もうその手は読めてんよーっ!」

 そこにスペースストーク号が出現ジャンプアウト。迫って来る巨大な剣を見て、入谷隊長たち3人が悲鳴を上げました。

「うわーっ!」

 剣の切っ先がスペースストーク号の鼻先にヒット。

 コックピットではコンソールから火花が散ってます。入谷隊長たち3人は、その火花を浴びてます。

「く、くそーっ!」

 スペースストーク号は空中で停止しました。これを見てマニアたちが歓喜を上げました。

「す、すごい!」

「どこにジャンプアウトしてくるのか、わかってたみたいだ!」

 女神隊員の攻撃は続きます。今度は両腕をL字に曲げ、両ひじを腋に付けました。その両手に違う色の光のエネルギーが集まってきます。女神隊員は再び雄叫びをあげました。

「うぉーっ!」

 それを見てマニアたちはまた歓喜です。

「おお~ ヘルメットレディの光線技だ!」

「こんな大技まで見せてくれるのかよ!」

 が、これを見てストーク号のコックピットの隊長がつぶやきました。

「ここまでだな」

 隊長は横目で寒川隊員を見て、命令。

「おい!」

「了解!」

 ストーク号がすーっと移動。スペースストーク号の前で停止。女神隊員と対峙しました。

 隊長はマイクを片手に、

「女神、もういいだろう!」

 隊長の声が女神隊員のヘルメットに組み込まれたヘッドセットに鳴り響きます。

「隊長、撃たせてください!」

 女神隊員の訴えは涙声でした。隊長は再び呼びかけます。

「あいつらが憎いのはわかる! でも、あんなやつらでもテレストリアルガードスペースステーションJ1の隊員だ。我々と同じテレストリアルガードの隊員なんだ!

 これ以上やつらを攻撃したら、お前はテレストリアルガードの隊員じゃなくなるんだぞ!」

 それを聞いて女神隊員は両手をだら~んと下げました。

 宇宙からやってきた女神隊員はテレストリアルガードの隊員という以外、身分を保証するものがありません。テレストリアルガードをクビになったら、その先どんなひどい運命が待っているのかわからないのです。ここは隊長の命令に従うしかありませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ