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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第4章 前方の敵後方の敵
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前方の敵後方の敵 8

 隊長は上溝隊員に質問。

「J1に女神隊員のデータは送ってあるのか?」

「はい。顔写真以外は送ってます」

 隊長は苦笑して、

「ふふ、そっか」

 隊長は女神隊員の単眼を思い浮かべ、心の中でつぶやきました。

「顔写真はちょっとまずいよな」

 と、ここでオペレーションルームのコンソールが鳴りました。無線が入ったようです。上溝隊員は慌ててその無線に出ました。

「はい・・・」

 上溝隊員は隊長を見ました。

「隊長、J1から連絡です。もうすぐ来ると言ってます!」

「ふっ、噂をすればなんとやら、か・・・」


 テレストリアルガード基地外観。今1機の飛行機が滑走路に垂直着陸するところです。ストーク号によく似た機体ですが、カラーリングがまったく別です。この機種はスペースストーク号です。機体にはUNTG-STORK01の文字があります。


 テレストリアルガード基地内の廊下、3人の男が歩いて来ます。3人ともテレストリアルガード作戦部門とそっくりなワンピースの隊員服を着てます。

 両側の男は同じカラーリング。真ん中の男は2人より階級が上らしく、若干違うカラーリングになってます。

 実はこの3人はスペースステーションJ1の隊員。真ん中を1つ抜け出して歩いてる中年の男は入谷隊長。後ろの若い2人は宮山隊員と番田隊員です。

 3人は引き分けの自動ドアの前に立ち止まりました。すると自動ドアは自動的に開きました。そこはサブオペレーションルーム。女神隊員と海老名隊員以外のテレストリアルガード5人の隊員が待ち受けてました。5人ともかなり厳しい眼差しです。J1の3人もかなり怖い顔をして室内に入りました。入谷隊長が発言しました。

「お邪魔するよ」

 宮山隊員は毒を吐き捨てるように言いました。

「おいおい、せっかく事前に来ると言っておいたのに、お茶も用意してないのか?」

 それに橋本隊員が応えました。

「悪いなあ、こっちはこっちでろいろと忙しいんだ」

 今度は香川隊長の質問。

「ふっ、なんの用だ?」

 それに入谷隊長が応えました。

「用件は2つある。1つは今日午前中、地球に侵入した未確認飛行物体だ。どこに行った?」

「さあな、今行方不明だ」

「こいつはひどい職務怠慢だなぁ。宇宙からの侵略者を見張ってるはずのテレストリアルガードが、その侵略者をロストするなんて」

 橋本隊員が言い返します。

「そりゃこっちのセリフだ。なんでJ1は未確認飛行物体の地球侵入を見過ごした? こっちだって大迷惑なんだよ!」

 番田隊員が激しく反応します。

「その文句はエイリアンに言え! J1はスペースの都合で四次元レーダーの性能がそんなに高くないんだ。相手が認識ステルス機能を持っていたら、こっちはお手上げなんだよ!」

「ふっ、なんだよ、そりゃ。そんなものが言い訳になると思ってんのか!?」

 番田隊員は喰ってかかりました。

「なんだとーっ!」

 それを入谷隊長が片手で押さえました。

「おい、ここはテレストリアルガード作戦部門の本部だぞ。落ち着け!」

 入谷隊長は香川隊長を見て、

「この件はお互いこれ以上触れない方がいいようだな」

 再び香川隊長の質問です。

「で、もう1つの用件は?」

 入谷隊長が応えました。

「女神隊員に会いたい」

 香川隊長。

「女神? あは、なんで?」

「オレたちゃ今、世間様からひどい誤解を受けてるんだ。それを彼女に解いてもらいたいんだ!」

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