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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第4章 前方の敵後方の敵
60/380

前方の敵後方の敵 2

 隊長はいつものように深夜に放送してるアニメの録画を見ています。

 女神隊員はインターネットに飽きたのか、隊長の斜め後ろにイスを置いてそのアニメを鑑賞していました。なお、このときヘルメットは脱いでました。ウィッグだけで特徴的な単眼と自動翻訳機のヘッドセットを隠してました。

 2人が見てるアニメですが、タイトルはリトルクイーンのいけない魔法マジック。ライトノベルズを原作とするアニメでした。

 12歳の幼き魔女が女王として君臨する異世界の国、ノルン王国。ある日その国にグラニ帝国という好戦的な巨大国家が攻め入ってきます。けれど、女王は前もって我々の世界から1人の若い男子を召喚してました。

 その男準一は典型的なクズニートだったのですが、なぜか異世界では誰よりも強い魔法を体現させることができました。

 準一の活躍で女王の国は侵略を免れました。そんなこともあり、女王と準一の仲も急激に接近してきました。そして婚約。2人の幸せは頂点に達しました。

 今隊長と女神隊員が見てる回は、準一がグラニ帝国が雇った魔女の策略にはまって爆死するというトンデモ回。最終回まであと2話残ってるというのに、主人公の1人が死んでしまったのです。あまりの展開に女神隊員は口ぽーかんになってました。


 こんな怠惰な日常を破壊する事象が突然発生しました。緊急アラームが鳴ったのです。

「え!?」

 上溝隊員は慌ててレーダースコープを凝視しました。隊長、女神隊員、橋本隊員、倉見隊員は上溝隊員に注目しました。上溝隊員が振り返り、大きな声で、

「四次元レーダーに反応です! たった今未確認飛行物体が大気圏内に突入しました!」

 これは緊急事態です。けど、寒川隊員だけはヘッドホンをしてるせいか反応してません。気持ちよく歌ってるように口を動かしてます。倉見隊員が慌てて寒川隊員のヘッドホンをむしり取りました。

「おい!」

「へっ?」

 寒川隊員は緊急アラームを聞いてすぐに何が起きてるのか理解し、

「す、すみません・・・」

 と平謝り。

 隊長が上溝隊員を見て、

「他のレーダーに反応はないのか?」

「はい!」

 橋本隊員が隊長に話しかけました。

「四次元レーダーだけに反応してるってことは、認識ステルス機能がついた飛行物体?」

「ああ、そうだろうなあ・・・」

 隊長の口調は命令モードになりました。

「よーし、みんな、出動だ!」

 全員一斉に応えました。

「はい!」


 青空の下、カマボコ型の格納庫からストーク号が、さらに続けて同じ格納庫からもう1機のストーク号が出てきました。

 先頭のストーク号のコックピット。ここには隊長と寒川隊員、後部補助席には女神隊員が乗ってます。寒川隊員は横目で後方を見て、

「橋本さんたちもストーク号ですか?」

 隊長が応えました。

「ヘロン号には四次元レーダーは装着してないからな」

「それでストーク号ですか?」


 2機のストーク号が反重力エンジンを使って浮上。コックピットの隊長の命令です。

「ジャンプ!」

 寒川隊員が応えます。

「了解!」

 もう1機のストーク号のコックピットの橋本隊員も応えました。

「了解!」

 2機のストーク号が同時にふっと消えました。


 上空に2機のストーク号がこつ然と現れました。かなりの上空のようです。

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