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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第3章 宇宙人受難之碑
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宇宙人受難之碑 18

 すると木陰からムービーカメラを持った私服の寒川隊員が現れました。

「こっちだって録画してあるんだよ」

 軽自動車の男はほぞを噛みました。

「くっそーっ!」

 5人はハンマーやバールなどを放棄して、2台のクルマに向かって逃げ出しました。

「覚えてろよ!」

 腰砕け状態だった女の子は、慌てて立ち上がり、この5人のあとを追い駆けます。

「待って! 待ってよーっ!」

 1.5ボックス車が走り出しました。軽自動車の方も走り出したいようですが、腰砕けになってた女の子がまだ軽自動車に到達してません。運転してきた男はドアを開けた状態で女の子に呼びかけます。

「速く!」

 女の子はやっと軽自動車に到達。助手席のドアを開け、乗り込みました。運転手の男も運転席の乗り込み、ドアをバタンと閉め、軽自動車はやっと発車しました。

 これらの行動を橋本隊員・倉見隊員・寒川隊員が見てました。橋本隊員はスマホを取り出し、電話をかけました。

「あ、隊長・・・ やつらは帰りました・・・ あ、はい、1人殺しました。ふ、5年半ぶりに地球上の人類をっちゃいましたよ。大丈夫ですかねぇ?」


 ここはテレストリアルガードのサブオペレーションルーム。隊長がテーブルに座って固定電話に出ています。

「ふっ、安心しとけ。こっちにはいろいろと伝手つてがあるんだ。検察や最高裁だってツーカーだよ」


 再び山中の橋本隊員。

「ふっ、期待してますよ」

 橋本隊員はスマホを切りました。

「さ~て、帰るとするか!」

 橋本隊員は手に何かを握り、手を真っ直ぐ頭上にあげました。すると橋本隊員の上空にストーク号がこつ然と現れました。どうやら認識ステルス機能で隠していたようです。橋本隊員は倉見隊員と寒川隊員を見て、

「さ、帰ろっか!」

 2人が返事しました。

「了解!」


 再びテレストリアルガード基地サブオペレーションルーム。卵型の巨大なテーブルに座ってる隊長が巾着のような小さな布製の小袋を取り出しました。

 隊長はその小袋をテーブルの上でひっくり返しました。すると小さな石ころが飛び出し、テーブルの上を転がりました。

 隊長はその小石を手で持つと、ニコッと笑い、その小石をぎゅっと握りました。その瞬間隊長の顔が真剣になりました。何か念を込めてるようです。


 片側が深い崖の山道です。1.5ボックス車が逃げるように走ってます。

 その車内です。ドライバーがうだうだと文句を言ってます。

「くそーっ、テレストリアルガードてオレたち地球人を守ってくれる組織だろ!? なんでそんな組織に殺されなくっちゃいけないんだよ、オレたち!?」

 助手席に座ってる男は、右手に持ってるムービーカメラを見ました。さっき録画してたカメラです。

「ともかくこの映像をようつべに上げるよ。テレストリアルガードの凶行を日本人全員に見てもらうんだ!」

 と、このクルマの行く先に、路上に佇む人影が見えてきました。黒装束で黒いフードをかぶった男です。手には死神のような鎌が見えます。どうやらあのブサメンを殺した怪物のようです。

「な、なんだよ、ありゃ?」

 黒装束の男がジャンプして、クルマに向かって飛んできました。アスファルトよりほんの少し高いところを飛んでるのです。それを見てこのクルマを運転している男が驚きました。

「ええーっ!?」

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