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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第3章 宇宙人受難之碑
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宇宙人受難之碑 14

 まぶしい陽光の中、1台のパトカーが2階建て木造アパートの前に停まりました。その後部座席が開き、昨日逮捕された例のブサメンが降りてきました。

「けっ!」

 パトカーが走り去りました。ブサメンはそのパトカーに罵詈雑言を浴びせました。

「全部ネットに書き込んでやるからな、覚えてろよ! バーカ!」

 ブサメンは振り返りアパートの外部階段の手すりに手を掛けました。

「くっそー、覚えてろよ、こんにゃろーっ!」

 と、その真後ろに男が立ってます。黒いフードを被った黒装束の男です。ブサメンはそれに気づいたらしく、さっと振り返りました。

「ん?」

 が、誰もいません。

「あれ、誰かいたような?・・・」

 ブサメンは頭に?を浮かべますが、すぐに何もなかったように階段を昇って行きました。


 ここはブサメンのアパートの部屋です。相変わらず汚い部屋。こんなに不衛生な部屋はほかにあるんかいな、てくらいの汚い部屋です。雨戸は閉めてなかったのか、陽光が部屋の中に差し込んでます。今ブサメンがドアを開け、部屋に入ってきました。ブサメンはパソコンの前に座り、つぶやきました。

「よーし、全部ネットに書き込んでやる!」

 ブサメンはパソコンのメインのスイッチを入れ、ディスプレイを見ました。当然画面は真っ黒。ブサメンの顔が反射してます。が、よーく見ると、そのブサメンの真後ろに黒いフードを被った男の姿があります。男は死神が持ってるような鎌を持ってます。

 それに気づいたブサメンはびっくり。

「ええ!?」

 そしてゆっくりゆっくりと振り向きました。が、誰もいません。

「お、おかしいなあ・・・」

 パソコンが立ち上がりました。

「よーし、書くぞ! へへ、警察に復讐してやる!」

 が、またもやブサメンの真後ろに鎌を持った黒装束の男が立ってます。ブサメンは今度は高速で振り返りました。が、やはり誰もいません。

「おかしい。誰かいる。絶対誰かいる・・・」

 ブサメンは大声で、

「おい、誰だよ? 誰がいるんだよ? 出て来いよ!」

 すると突然テレビがパッとつきました。

「うわっ!」

 ブサメンは大急ぎで座布団をかぶって丸くなりました。

「じょ、冗談じゃねーよ! なんなんだよ、これ!?」

 ふつーの人間だったら一目散に部屋の外に逃げるてパターンですが、このブサメンはほぼ引き籠り状態。外に逃げるという選択肢がないようです。

 ブサメンは頭に載せた座布団をそうとどかしました。そしてあたりを見回しましたが、特に異常は起きてないようです。

「ど、どうしよう?・・・ そうだ!」

 ブサメンはパソコンであの巨大掲示板に入りました。

「オカルト板、オカルト板・・・」

 ブサメンはキーボードに文字を打ちました。

「誰か助けてください。今オレの部屋の中に誰かいるみたいなんです。死神かもしれません・・・

 誰か、何かいい方法を教えてくれよ・・・」

 けど、返ってくるレスは、

「メンヘラ発見wwwww」

「はいはい かまってちゃん かまってちゃん」

 そんな文字ばかり。ブサメンはそれを見て、

「おーい、誰か真面目に応えてくれよ! 頼むからさ~・・・」

 と、焦るばかり。

 次の瞬間、ブサメンは気づいてしまいました。ブサメンの顔のすぐ横に何か得体の知れないものが浮いてるのです。

「えっ?・・・」

 ブサメンは恐る恐る超低速でその方向に顔を向けました。

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