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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第3章 宇宙人受難之碑
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宇宙人受難之碑 11

 と、隊長はある異変に気づきました。女神隊員がこの施設の敷地に入って、ズンズン歩いてるのです。

「お、おい、待てよ!」

 隊長も慌てて敷地の中に入りました。寒川隊員、橋本隊員、倉見隊員も続きます。


 女神隊員は正々堂々子どもたちの中を歩いてます。が、1人の子どもがその存在に気づいてしまいました。

「あ、ヘルメットレディだ!」

 それを合図に、子どもたちみんなが女神隊員を見ました。

「ほんとうだ! ヘルメットレディだ!」

 ほとんどの子どもたちが女神隊員のところに集まって来てしまいました。

「わーい!」

 女神隊員は完全に小さな子どもたちに囲まれてしまいました。これにはさすがの女神隊員も参ってしまいました。その女神隊員を隊長・橋本隊員・倉見隊員・寒川隊員が追い越して行きます。

「ふ、あとはオレたちに任せとけ!」

 女神隊員は小さな子どもたちに悪戦苦闘です。

「ああ、もう・・・」

 隊長は横目で女神隊員を見て、

「あいつ、なんでこんなに焦ってんだ? ふ、ちょうどいいや・・・」

 とつぶやきました。


 隊長たちが施設の建物に到達しました。するとそれに合わせるように建物のドアが開き、1人の成人女性が現れました。どうやら施設の職員のようです。隊長はその女性に話しかけました。

「あ、どうも、私たちはテレストリアルガードの者です」

「あ、は、はい・・・」

 変てこりんなユニホームを着た見知らぬ男性が突然現れ話しかけてきたもので、女性はぽかーんとしてしまいました。

 寒川隊員はその女性にタブレットを見せました。そのタブレットには1人の男の顔が映ってました。

「不仕付けで失礼ですが、この人、見たことありますか?」

 女性ははっとしました。

「そ、その人は・・・」

 女性はふとこの敷地を区切る木製の背の低い柵を見ました。柵の向こうは山道と原野です。今1人の男がその柵についてる小さな木戸を開けたところです。その男はタブレットに映ってた男です。女性は思いっきり叫びました。

「逃げてーっ!」

 男ははっとしました。隊長もはっとしました。女神隊員もはっとしました。男は逆方向に走り始めました。それを見て女神隊員も走り始めました。が、そのはずみで幼い子どもたち数人が引きずり倒されてしまいました。隊長は大きな声で泣き始めた子どもたちを見て、頭を抱えてしまいました。

「あのバカ! もーっ!・・・」

 橋本隊員・倉見隊員・寒川隊員も男を追おうと木戸に向かいました。

「待てーっ!」

 が、その木戸の前に2人の少年が立ちはだかりました。2人とも車いすです。

「おい、どけっ!」

 橋本隊員は思わず大きな声で叫びました。2人の車いすの少年が言い返しました。

「嫌だ!」

「あの人は何も悪いことしてないよ! なんで捕まえようとするんだよ!」

 橋本隊員は困ってしまいました。


 男が山道を走って逃げます。その真後ろを女神隊員が追いかけます。女神隊員が叫びます。

「待てーっ!」

 男は止まりません。逃げ続けます。

「くっ!・・・」

 女神隊員は右手を水平に挙げ、手で拳銃の形を作りました。そして指先から光弾を発射。その光弾が男の左脚をかすめました。

「うぐぁっ!」

 男はバランスを崩し、道を外れ、左側の斜面を転げ落ちていきます。

「うわーっ!」

 男は思わず巨大化しました。服はビリビリに砕け、素っ裸になって立ち上がりました。施設の小さな子どもたちはそれを見てびっくり、そして唖然。

「お、お兄ちゃん?・・・」

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