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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第3章 宇宙人受難之碑
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宇宙人受難之碑 7

 インターネットを見ていた海老名隊員ですが、あるページを開いた途端、はっとしました。

「え?・・・」

 海老名隊員はかなり強いショックを受けたようです。そして首をギーっと機械的に廻し、女神隊員を見ました。

 女神隊員は上溝隊員とお弁当を食べながら談笑しています。もしこの状態で自分を見たら、手元のノートパソコンのモニターを見てしまいます。まずい・・・ 海老名隊員は反射的にノートパソコンを閉じました。

 ここで引き分けの自動ドアが開いて、隊長が現れました。

「ただいま~!」

 さらに橋本隊員・倉見隊員・寒川隊員もサブオペレーションルームに入ってきました。上溝隊員はこの4人を見て、

「おかえりなさい。お弁当の用意、できてますよ」

 と、突然海老名隊員が隊長の前に立ちはだかりました。小脇にはノートパソコンがあります。

「隊長、ちょっと・・・」

 海老名隊員には珍しく、かなりの真顔です。隊長はそれを見て、何か不穏なものを感じました。

 海老名隊員は隣室のオペレーションルームに入りました。隊長もそれに続きました。海老名隊員が壁に付いてるボタンを押すと、引き分けの自動ドアが閉じました。

 上溝隊員はそれに気づき、はっとしました。上溝隊員だけではありません。橋本隊員・倉見隊員・寒川隊員も眉間にしわを寄せました。そのただならぬ雰囲気に、女神隊員も何かを感じたようです。

 実はオペレーションルームとサブオペレーションルームの間の自動ドアは、今の隊長の方針で常時開けっ放しになってました。この自動ドアが閉まったということは、何か重大な話し合いをしてるということ。5人の視線は扉に集中しました。


 しばらくしてその自動ドアが開きました。そこにはかなりきつい眼の隊長がいました。

「あ、みんな、ちょっと聞いてくれ。特に女神隊員」

 突然呼びかけられ、女神隊員はびっくり。

「え?」

 女神隊員はすぐに我に返って応えました。

「あ、はい!」

「これからみんなにある写真を見せる。かなり衝撃的な写真だ。特にあんたには耐えがたいほどひどい写真になると思う。けど、君もテレストリアルガードの隊員だ。一テレストリアルガードの隊員として見てくれ」

 その言葉に女神隊員は覚悟を決めたようです。静かにうなづきました。

「わかりました」

 隊長は後ろに立っていた海老名隊員を一べつしました。

「おい、みんなに見せてやれ」

「はい!」

 海老名隊員は閉じていたノートパソコンを開きました。その画面には1つ眼の男の死体が映ってました。明らかに女神隊員と同じ人種です。それを見て5人の隊員が驚きました。

「ええ?・・・」

 特に女神隊員の驚きは、驚きと言うより、茫然自失。かなりショックを受けたようです。

 橋本隊員が質問しました。

「これは?」

 隊長が応えます。

「インターネットに貼られてた画像だ。どうやらいろんなところに拡散してるらしい」

 今度は寒川隊員の質問です。

「これって、女神さんの・・・」

 再び隊長が応えました。

「ああ、同胞だろうな・・・ たぶんあの墜落事故現場の写真だな」

 再び寒川隊員の質問。

「いったいどこから流出したんですか?」

「う~ん・・・ あのとき警察や消防は救助に入ってないはずだ。うちで断ったからな。もちろん地元の消防団も参加してないはず・・・」

 橋本隊員がつぶやきました。

「じゃ、自衛隊?」

 隊長は自信なさそうに応えます。

「まあ、なあ?・・・」

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