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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第3章 宇宙人受難之碑
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宇宙人受難之碑 4

 女神隊員は振動で帽子もウィッグも飛んでしまいました。でも、とっても楽しそうです。

「きゃははは」

 隊長は横目でその女神隊員を横目で見て、ふふっと笑みをこぼしました。


 軽トラックが舗装路に出ました。女神隊員はウィッグと帽子を直しながら、

「隊長、来年また来ましょうね」

「ああ、また来年な」

 軽トラックは走り去って行きました。


 数日後、ところ替わってここは山中。はげ山なのか、樹木はありません。ところどころ草が生えてるだけです。ちょっと離れたところには、ストーク号が駐機してます。

 平らなところでは、何かイベントが行われてます。そこを拡大すると・・・ 何か大きなものに白い布が被せてあります。

「除幕です!」

 その女性アナウンサーに合わせ白い布が引っ張られると、石碑が現れました。その碑文を読むと「宇宙人受難之碑」

 除幕と同時に、20羽ほどの白い鳩が放たれました。

 この石碑と相対するように、たくさんの人がパイプいすに座ってます。その中にはテレストリアルガードの隊員服を着た香川隊長・橋本隊員・倉見隊員・寒川隊員の姿もあります。

 実はここは、女神隊員が乗ってきた宇宙船が墜落した現場なのです。テレストリアルガードと当地の公共団体が折半して、石碑を建立。今日はその石碑の除幕式の日なのです。テレビカメラも入ってるようで、今石碑が映し出されています。


 テレストリアルガードサブオペレーションルーム。今テレビ(モニター)がついていて、先ほどの石碑が映ってます。女神隊員が卵型のテーブルに座ってこのテレビを見ています。その横には上溝隊員の姿もあります。2人とも隊員服を着てます。女神隊員はウィッグだけで特徴的な単眼を隠してました。

 女神隊員がぽつりと言いました。

「私も行きたかった・・・」

 それに上溝隊員が応えました。

「ムリですよ。ヘルメットして行けばヘルメットレディだと気づかれちゃうし、帽子とウィッグだけじゃ、眼を完全に隠すことはできないし・・・ あとで一緒に行きましょ」

 女神隊員はその言葉に何も反応しませんでした。何かを思い出してるようです。きっと乗ってきた宇宙船が攻撃され、地球に墜落したときの記憶だと思います。上溝隊員はなんとなくそれを察し、沈黙することにしました。


 再び山中の会場、司会の人が発言してます。

「次はテレストリアルガード、香川隊長のお言葉です」

 石碑の前に一時的に設けられた壇上に隊長が向かいました。隊長はまずは壇上に上がる前に壇上に一礼し、壇上に上がったら今度は観客に一礼し、演説を始めました。

 まずはマイクテストのつもりか、

「あぁ・・・」

 と声を発して、それから本題へ。

「テレストリアルガード隊長の香川です。

 私たちは8年前と5年前、宇宙から侵略を受け、たくさんの人命が失われました。そのせいか、宇宙から来る侵略者を極端に怖がるようになりました。

 今から3か月前、地球に1隻の宇宙船がやって来ました。その船は侵略を受けた惑星から逃げてきた、いわゆる難民船でしたが、宇宙人を極端に怖がってた我々は、この船を攻撃してしまいました。難民船はこの地に墜落し、乗っていた難民5千人が一瞬にして亡くなってしまいました。

 我々に彼らを殺す理由があったのでしょうか? 過剰防衛だったんじゃないでしょうか?」

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