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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
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橋本隊員奪還作戦 13

 ストーク号の隊長はニッコリ。

「ふっ、やったな」

 が、次の瞬間、またもや別の困難が襲ってきました。女神隊員の身体が落下し始めたのです。隊長ははっとしました。

「ん?」

 女神隊員の落下速度は、急加速していきます。焦る隊長。

「ええ? なんで、なんで落下してるんだ!?」

 隊長は寒川隊員を見て命令しました。

「おい、追い駆けろ!」

「あ、はい!」

 ストーク号が追い駆け始めます。しかし、女神隊員は自由落下です。とても追いつけません。隊長は思わず叫びました。

「くっそーっ! あいつ、飛べなかったのかよ!?・・・」

 隊長は女神隊員は当然飛べるものだと思ってました。宇宙から来たヒーロー・ヒロインは必ず飛べる。隊長は特撮やアニメを見過ぎてたようですね。

 落下中の女神隊員ですが、最後の手段を使う気のようです。

「うおーっ!」

 女神隊員は気合を入れると、足下に防御用の青白い光が現れ、ハニカム構造になりました。これで地表面に激突したときの衝撃を和らげる気です。女神隊員の防御用エネルギーは一方向にしか張れませんが、とても強固。

 それにテレストリアルガードの隊員服。この突撃銃アサルトライフルの銃弾を何十発も喰らっても壊れないユニホームが、女神隊員を救ってくれるかもしれません。

 女神隊員の足下に海が見えてきました。これだけ高いところから落下すると、海面はコンクリート以上の硬さになります。

 女神隊員は橋本さんを握る右手を心臓の当たりにおき、さらにその上に左の掌を添えました。

「うぐぉーっ!」

 女神隊員が再び気合を入れると、足下の青白い光がさらにぶ厚くなり、ハニカム構造が二重に、さらに三重になりました。

 橋本さんは思いました。

「こいつ、そこまでしてオレを助けてくれるのか?・・・」

 いよいよ海面が近づいてきました。500m、100m、50m、10m、着水! 女神隊員は直立した状態で着水しました。

 ものすごい水柱。そして水煙。その水煙が収束したころ、ようやくストーク号が追いつきました。

 そのコックピット。ほぞを噛む隊長。

「ち、無事でいてくれよ・・・」

 ストーク号は水面すれすれで機首を上げ、水面と平行に。そのまま空中停止します。

 コックピットから見た海面。そこに浮遊する物体は一切ありません。寒川隊員は焦ります。

「め、女神さんが消えた?」

 しかし、隊長はまたもや見えてました。

「いや・・・」

 海底から何かが浮上してきました。それがザバーッと海面に跳ね上がりました。まるでクジラのような巨大なシルエット。これは・・・ 女神隊員です。女神隊員は生きてました!

 女神隊員は右手を大きく挙げてました。その手にはイスに縛りつけられたままの橋本さんの姿が。橋本さんは思わずつぶやきました。

「ふっ、やるな」

 ストーク号の寒川隊員が歓喜の声をあげます。

「やったーっ!」

 隊長も笑顔です。

「ふっ、やったな!」

 が、当の女神隊員はフルフェイスのヘルメットのせいでどんな表情をしてるのか、まったくわからない状況でした。


 ここは大きな総合病院の1階エントランスです。今私服の倉見隊員が自動ドアを開け、風除室に入り、次の自動ドアを開けたところ。そこは受付などがあるホール。倉見隊員は人ごみの中を駆け抜けます。びっくりする人々。

「な、何、あの人?・・・」

「ここは病院だぞ!」

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