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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
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橋本隊員奪還作戦 12

 初老の男はニタッと笑い、

「あはは、バカめ! 自爆装置を押してやったわ。この飛行機は間もなく・・・」

 女神隊員はそのセリフの途中で指の光弾を発射。男の頭は撃ち抜かれ、脳みそが飛び散りました。

 せっかくミッションクリアと思ったのに、それ以上の困難がやってきました。

 女神隊員は考え込みました。瞬間移動テレポーテーションを使えば自分1人助かることができます。でも、今の自分に科されたミッションは、橋本元隊員の救出。けど、女神隊員は誰かを伴って瞬間移動テレポーテーションしたことは1回もありません。

 実は女神隊員の母星では、こんな都市伝説がありました。瞬間移動テレポーテーションを使えるものが誰かを伴って瞬間移動テレポーテーションすると、瞬間移動テレポーテーションした先で2人の身体が1つに融合している。

 この男と融合? あは、そんなことできるわけないじゃん・・・

 だいたいこの男は現在頑丈なイスに縛りつけられてます。今すぐ解放するなんて、到底ムリ。じゃ、どうすればいい?・・・

 橋本さんは考え込んでいる女神隊員に声をかけました。

「おい、オレを置いて逃げたっていいんだぞ!」

 女神隊員は何も応えません。考え込んだままです。橋本さんは再び発言しました。今度はさらに大きな声です。

「おい、あのときお前のうなじを撃ったヤツはオレだ! こんなやつ、ほっとけ!」」

「うるさいっ!」

 考え込んでいる女神隊員に橋本さんの声は不快でしかありません。思わず金切り声を出してしまいました。

 そう、この男は女神隊員を撃ったことがあるのです。あのとき女神隊員は母星を侵略され、たくさんの同胞とともに逃避行してる最中でした。なのに乗ってた宇宙船をテレストリアルガード宇宙支部に襲撃され、この星に墜落。女神隊員は巨大化することで難を逃れましたが、同胞は全滅。唯一生き残った女神隊員も、ヘロン号のビーム砲で徹底的に痛めつけられました。

 その痛めつけた張本人が、今眼の前にいる男なのです。この男、宇宙人を徹底的に毛嫌いしてます。いつまた自分に銃口を向けることか・・・

 このまま見捨ててストーク号に瞬間移動テレポーテーションしたとしても、間に合わなかったと報告すれば、何の問題もないはず・・・

 けど、今彼女はテレストリアルガードの隊員です。その誇りがそれを許してくれそうにありません。女神隊員は決意しました。


 ドカーン! 上空を飛ぶプライベートジェット機がたった今木端微塵に爆発しました。その真上を平行して飛んでいたストーク号。そのコックピットの寒川隊員がびっくりしてます。

「な、なんだ、いきなり爆発したぞ?・・・ 女神さんは?・・・」

 が、隊長は何が起きたのか見えてました。

「安心しろ!」

 木端微塵になった飛行機の中心に巨大化した女神隊員の姿がありました。

「爆発の原因は女神隊員あいつだ。女神隊員あいつが巨大化したんだ!」

 女神隊員は橋本さんを縛りつけてるイスを見ました。案の定そのイスは、ジェット機の骨組みに直接溶接されてました。

 女神隊員は左手でジェット機の骨組みを掴み、橋本さんを縛りつけているイスの根本を右手の人差し指で差しました。次の瞬間、女神隊員は指の光弾を発射。イスは引きちぎられ、跳ね上がりました。橋本さんはびっくり。

「お、おい?・・・」

 女神隊員は右手でイスごと橋本さんを掴みました。女神隊員は橋本さんをイスから開放することは不可能でしたが、ならばと、イスごとジェット機から救出したのです。その間、1秒ほど。

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