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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
32/380

橋本隊員奪還作戦 9

 が、

「いや、いりません!」

 それは女神隊員の発言でした。寒川隊員はそれを聞いてびっくり。

「ええ?・・・」

 隊長はあらためて女神隊員に命令しました。

「じゃ、行ってくれ」

 女神隊員は5点式シートベルトを外し、立ち上がりました。次の瞬間、女神隊員の姿はふっと消えました。

 女神隊員が消えると、寒川隊員が隊長に喰ってかかりました。

「隊長、いくらなんでもひどいですよ! あれじゃ女神さんに死んでこいと言ってるようなものです!」

「お前なあ、ジェット機の中で銃撃てると思ってんのか?」

「え?」

「まあ、はねっ返りが2・3人いて拳銃を撃つかもしれないが、その程度ならなんとかなるだろ。

 あいつならなんとかしてくれるはずだ。オレが雇ったくらいだからな。もし失敗したら、オレ、この仕事、辞めてもいいぞ!」

 隊長の大胆な発言に寒川隊員は言葉を失ってしまいました。


 ここはプライベートジェット機のキャビン。電気イスのようなものものしいイスがあり、今そこに橋本さんが縛りつけられています。橋本さんは上半身裸です。かなり息が荒いようです。全身汗でびっしょりです。

 橋本さんの前には初老の男がいます。昨日中華料理屋で橋本さんに話しかけてきた男です。パチンコ屋で遭遇した巨大な男もいます。その他5人ほどの男女がいます。彼らは初老の男の手下。みんな、それらしい服装です。

 初老の男が発言してます。

「ふー、なかなかしゃべってくれませんねぇ・・・」

 初老の男は近くにいた別の男に命令しました。

「もうちょっと追加してやれ」

「はい!」

 男は注射器を手にしました。その針の先から液体がちょこっと漏れ出ました。橋本さんはそれを見て、

「や、やめろ・・・」

 男は橋本さんの左手に注射針を刺しました。すると橋本さんの身体に衝撃が走りました。

「ぐぁーっ!」

 初老の男はそれを見て笑います。

「苦しいですか? 素直にしゃべればいいものを・・・ あなたはほんとうにおバカさんですねぇ」

 橋本さんは泡を吹き、白目をむいて、がくっと首を垂れました。それを見て初老の男は慌てました。

「お、おい、死んだんじゃないだろうなあ?」

 注射を打った男が橋本さんの胸に聴診器を当てました。

「心臓は動いてます。気を失っただけです」

「ふーっ、焦らせおって・・・ どうもこのクスリ、こいつの体質に合わないような。本国に帰ったら、別のクスリを使いますか?」

 それに巨大な男が応えました。

「クスリなんかまどろっこしいや。オレのこの腕力で吐かせてやりますよ!」

 と、突然2人の後ろで何か得体の知れない不気味な音が。初老の男と巨大な男がはっとして振り返りました。

「ん、なんだ、この音は?」

 すると空間に大きな黒い渦巻きが発生してました。初老の男はそれを見て驚いてます。

「な、なんだ、これは!?」

 そこから人影が現れました。ヘルメットを被った人物・・・ 女神隊員です!

「だ、誰だこいつは!?」

 初老の男と巨大な男以外のこのキャビンにいる手下たち全員が拳銃を構えました。焦る女神隊員。

「ええ!?・・・」

 女神隊員がふと左側を見ると、そこは壁。女神隊員はその壁に背中を押し当て、身構えました。その口から思わず本音が飛び出します。

「くっそーっ! なんなんだよーっ、これ!? だから嫌だったんだよーっ!」

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