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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
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橋本隊員奪還作戦 8

 ストーク号コックピット。隊長は真下に見えるプライベートジェット機を見て、

「あれに橋本が乗ってんのか?」

 寒川隊員は眼の前のディスプレイに現れた文章をを読みます。

「公安7課からの報告によると、乗ってるとしたらあのプライベートジェット機のようです」

「ようですって・・・ おいおい、そんな不確かな情報で作戦を行えっていうのか!?」

「しかし、確率はかなり高いと書いてありますよ」

「う~ん、そっか・・・」

「どうします? アームで掴まえますか?」

「いや、掴まえた瞬間自爆されると、こっちも巻き添えをくらって墜落するぞ。それに乗ってる確率がかなり高いということは、乗ってない可能性も若干あるっていうこと・・・ 万が一乗ってないと、国際的な問題になるな・・・ さーて、どうするか?・・・」

 隊長はちょっと考えました。そしてそのまま横目で後方を見ました。

「女神隊員!」

 突然呼びかけられ、女神隊員はびっくりです。

「あ、はい!」

瞬間移動テレポーテーションであの飛行機に乗り移ること、できるか?」

「で、できますけど、瞬間移動テレポーテーションすると、どうしても向こうで大きな音と闇が出てしまいます」

「う~ん、そっか・・・」

 隊長は少し考えます。そして、

「じゃ、行ってくれないか?」

 その発言を聞いて女神隊員はびっくり。

「ええ?」

 寒川隊員もこの命令にびっくりしてます。すぐに否定的な意見を発しました。

「隊長、そんなことしたら女神さんは、瞬く間にハチの巣になってしまいますよ、向こうで!」

「ふっ、テレストリアルガードの隊員服は完全防弾だ。突撃銃アサルトライフルを何発喰らっても十分防げるはずだ。それに女神隊員はバリアを張れるだろ」

 隊長さん、確かに女神隊員はバリアを張れますが、それは一方向だけ。同時に多方向に張ることはできません。あなたは女神隊員と初遭遇したとき、それを見てますよね。知らないはずがありません。

 敵のど真ん中に入って行くっていうことは、どこから銃弾が飛んでくるのかわからないていうこと。瞬間移動テレポーテーションした次の瞬間、女神隊員はハチの巣になってしまう可能性があるのです。突撃銃アサルトライフルの銃弾を数十発も喰らったら、隊員服は無事でも、その中の人が無事であるはずがありません。

 女神隊員は著しい嫌悪感を感じました。この命令はほんとうに嫌です。死んでこいと言ってるようなものです。しかもこの作戦の目的は、女神隊員がもっとも毛嫌いしている橋本元隊員の身柄の奪還。

 なんでこんな作戦に私は命をかけないといけないの? 女神隊員は隊長を全面的に信頼してました。なのに、なんでこんなひどい仕打ちを・・・

 けど、女神隊員は命令を拒否することはできません。命令を拒否すれば警察に連行されます。その先はひどい拷問か、はたまた人体実験か?・・・ 今は行くしか選択がないのです。

 ここで寒川隊員が口を挟みました。

「隊長、ちょっと待ってください!」

 寒川隊員はレーザーガンを取り出し、

「これくらいはいいでしょ!」

 寒川隊員はそのレーザーガンの銃口を持ち、グリップを女神隊員の目の前にかざしました。

「女神さん、これを持って行って!」

 が、隊長はその手を掴みました。

「いや、それはよくないな!」

 寒川隊員はついに隊長に反抗しました。

「これくらいはいいじゃないですか!」

 コックピットはちょっと険悪な雰囲気になりました。

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