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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
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橋本隊員奪還作戦 7

 けど、女神隊員が「嫌です!」と応えたらテレストリアルガードの職を失う可能性があります。そうなると警察に連行され、何をされるのかわかりません。ここはみんなと意見を合わせないといけないのです。

 女神隊員はきっぱりと応えました。

「私も同じ意見です!」

「そっか・・・」

 隊長は女神隊員の気持ちを察しました。が、隊長も救出に気が向いたようです。隊長はさっと立ち上がり、

「よし、行くか!」


 外は抜けるような青空です。今カマボコ型の格納庫の1つからストーク号が出てきました。

 そのストーク号のコックピット。前章と同じように隊長と寒川隊員が並んで座ってます。その背後には前回にはなかった補助席があります。今そのイスには女神隊員が座ってます。今の女神隊員はフルフェイスのヘルメットをかぶってます。ちまたで噂されてるヘルメットレディの姿になってるのです。

 フルフェイスのヘルメットで顔色は見えないのですが、女神隊員は何か複雑なことを考えてるようです。

 乗りたくもなかったストーク号に今こうして乗っている。そのうえ地球上で一番嫌いな人物、橋本元隊員を救出しに行こうとしている。嫌だ。とっても嫌だ。今すぐにでもストーク号を降りたい・・・

 いっそうのことすべてを放棄して今ここで巨大化してしまおうか・・・ いや、そんなことしたら、香川隊長まで殺してしまいます。私が生きながらえてるのは、隊長のおかげです。そんなことはとてもとても・・・

 じゃ、テレポーテーションで逃げる? でも、残念ながら、今地球上に女神隊員が逃げ込める場所はありません。今は命令に従うしかないのです。

 隊長が寒川隊員に質問しました。

「そーいや、倉見は?」

「今日も無断欠勤です」

「ふふ、そうか。あいつも辞める気だな」

 隊長の声のトーンが命令モードに変わりました。

「よし、離陸!」

 寒川隊員が力強く応えます。

「了解!」

 ストーク号が垂直離陸を始めました。いつものように反重力エンジンで浮上してるので、無音です。

 コックピットの隊長が再び命令します。

「水平停止!」

「了解!」

 ストーク号が空中で停止。

 コックピットの隊長の命令が続きます。

「認識ステルス機能作動」

「了解!」

 寒川隊員がコンソールのボタンの1つを押しました。するとストーク号の外装に薄い光の膜が現れました。次の瞬間ストーク号はパッと消滅しました。認識ステルス機能です。これも宇宙傭兵部隊ヴィーヴルからもたらされたオーバーテクノロジーの1つです。

 隊長は今度はオペレーションルームの上溝隊員を無線で呼びました。

「どうだ? レーダーに映ってるか?」

 オペレーションルーム、上溝隊員がモニターを見ながら、

「隊長、ストーク号の機影がレーダーから消えました!」

 再びストーク号のコックピット。隊長がさらに命令。

「了解!

 よし! 出発だ! 瞬間移動ジャンプ!」

 今度はストーク号そのものがふっと消えてしまいました。


 別の上空です。ストーク号がふっと出現しました。瞬間移動テレポーテーションです。

 ストーク号の真下にはプライベートジェット機が飛んでいます。ストーク号はプライベートジェット機の倍以上の大きさがあるのですが、プライベートジェット機はストーク号の存在にまったく気づいてません。これは認識ステルス機能のせいです。認識ステルス機能を作動させると、レーダーでも肉眼でも完全に認識できなくなってしまうのです。

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