表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
29/380

橋本隊員奪還作戦 6

 保健室の先生はベッドの周りのカーテンをビシッと閉めました。これによって海老名隊員の姿は完全に消えました。

 実はこの保健室の先生も海老名隊員の正体を知ってました。ただ、海老名隊員の秘密の能力はまったく知らないようです。

 この学校にはほかにも海老名隊員の正体を知ってる先生が数人います。が、海老名隊員の秘密の能力を知ってる先生は1人もいません。


 ここはテレストリアルガード基地サブオペレーションルーム。女神隊員が仕出し弁当を食べています。右手で箸を持ってるんですが、その手の右横にもう1つ箸を持った右手があります。その手は上溝隊員のものです。上溝隊員は女神隊員の真後ろから手を伸ばして箸の使い方を教えてるのです。

「そうそう、こうして・・・」

「あは、難しいですねぇ・・・」

 実は女神隊員は今、箸の使い方以上に気になってるものがあります。それは上溝隊員の胸。上溝隊員の胸が背内にビタッと張り付いてるのです。ともかく上溝隊員の胸は巨大です。これじゃ女性である女神隊員も気になって気になって仕方がありません。女神隊員は心の中で苦笑いをしてました。

「あはは・・・」

 ちなみに、今の女神隊員の様子ですが、首から下はテレストリアルガードの隊員服ですが、頭にはヘルメットや帽子はありません。前髪のウィッグだけが特徴的な単眼を隠してました。

 なお、この部屋にいる香川隊長も上溝隊員も寒川隊員も隊員服を着ています。倉見隊員はこの部屋にはいないようです。

 香川隊長は備え付けのモニターでアニメを見てましたが、ちょっと気になり、女神隊員と上溝隊員を見ました。

「おいおい、フォークとナイフでいいんじゃないのか?」

 女神隊員は笑顔で反論しました。

「あは、少しでもこの国の文化に触れたくって・・・」

「ふっ、そっか。あんたも大変だなあ・・・」

 と、隊長の左手のバンテージが振動し始めました。

「ん?」

 隊長は手元の固定電話の受話器を取り、電話のボタンを1つ押しました。

「はい!」

 電話の向こうは中学校の保健室のカーテンの中の海老名隊員です。スマホを片手にしゃべってます。

「隊長、海老名です! 大変です! たった今橋本さんが拉致されました!」

 隊長は唖然。そして何かを応えようとしましたが、なかなかいい返答が思い浮かびません。取りあえず、

「そっか」

 とそっけなく言って、電話を切りました。隊長は少し考えると、おもむろに座ってるイスを回転させ、振り返りました。

「あ~ みんな、聞いてくれ」

 その声に女神隊員も上溝隊員も寒川隊員も隊長を見て緊張しました。

「実は今連絡があってな。橋本が拉致されたそうだ」

「ええーっ!」

 その発言を聞いて上溝隊員と寒川隊員がびっくり。が、女神隊員は特に反応してないようです。

「みんなの意見を聞きたいなあ。どうする?」

 隊長は寒川隊員を見て、

「お前は?」

「橋本さんは辞めてるとはいえ、もともとうちにいた隊員です。それにいろいろと機密事項を知ってます。犯人はきっとあの国です。捨てては置けません!」

 隊長は次に上溝隊員を見て、

「お前は?」

「私も同じ意見です!」

 隊長は今度は女神隊員を見ました。

「あんたは?」

 女神隊員は一瞬答えに窮しました。橋本・・・ 今女神隊員が地球上でもっとも逢いたくない人物です。助けに行く気なんてさらさらありません。女神隊員は「嫌です!」と言いたくって言いたくってしょうがないのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ