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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第2章 橋本隊員奪還作戦
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橋本隊員奪還作戦 5

 橋本さんは巨大な男に向かって猛ダッシュ。

「こういうときは、当たって砕けろだ!」

 男は身構えます。

「むっ、やる気か!?」

 が、橋本さんの姿は突然消えました。男はびっくりです?

「ええ!?」

 実は橋本さんはスライディングして、男の足下に滑り込んでいたのです。

「へへっ、オレはここだよ!」

 橋本さんはそのまま男の股間を潜り抜けて、ぱっと起き上がって駆け始めました。

「けっ、巨漢過ぎて足下がガラ空きなんだよ!

 バイバーイ!」

 橋本さんはトイレから消えました。男はさぞや悔しい顔をしてるかと思えば、なぜかほくそ笑んでました。

「ふふ、バーカ!」


 トイレから出てきた橋本さんは、パチンコ屋の中央の通路を駆け抜けていきます。

「ちっ、こんなところで襲ってくんのかよ?」

 橋本さんは出入り口に辿り着きました。橋本さんは走ってきた勢いのまま扉を押し開けようとしました。が、開きません。

「な、なんだ? 開かないぞ、これ!?」

 橋本さんはふと振り返りました。そして気づいてしまいました。パチンコを打ってる客が1人もいないのです。パチンコ屋独特のチンジャラという音も聞こえてこないし、有線も聴こえてきません。ともかくシーンとしてるのです。月曜日の午前中とはいえ、これはいくらなんでも不自然です。

「客がいない? いったいどーなってんだ!?」

 突然四方八方から白い煙が上がりました。橋本さんは鼻を押さえ、身を低くしました。

「くそーっ・・・」

 どうやら催眠ガスのようです。橋本さんはそのまま倒れ込んでしまいました。


 ここは中学校の教室。今は授業中です。授業を受けている生徒の中に海老名隊員の姿があります。いつもはテレストリアルガード作戦部門の隊員の海老名隊員も、教室の中では1人の女子中学生です。ちゃんと授業を受けてます。

 が、海老名隊員はふと強烈な何かを感じました。すぐに、すぐに香川隊長に連絡しないと!・・・ で、突然手を挙げました。

「先生、すみません!」

 男子教師は海老名隊員に振り向き、

「ん、どうした? また貧血か?」

 と質問。それに対し海老名隊員は、

「はい!」

 と即答。いや、どう見ても彼女の血色はいいのですが。

「しょうがないなあ・・・ 保健室に行ってこい!」

「すみません」

 海老名隊員はそう言って立ち上がり、ドアに向かって歩き始めました。

「えびちゃん、大丈夫?」

 女子生徒の1人が海老名隊員に話しかけました。えびちゃんとは海老名隊員の愛称です。海老名隊員は微笑みながら、その女子生徒を見て、

「あは、大丈夫、大丈夫」

 と、明るい笑顔を見せました。これで仮病とバレないんだから、何か変ですね。

 海老名隊員はドアの外に出ていきました。ちなみに、先生は海老名隊員がテレストリアルガードの隊員だと知ってました。退室を快諾したのはそのせいです。一方、生徒は誰1人海老名隊員の正体を知らないようです。


 廊下に出た海老名隊員はとっとっとっと走り、あるドアを開けました。保健室のドアです。保健室の中では30代前半の女性の養護教諭(保健室の先生)が机に座ってBL系の雑誌を読んでました。が、突然海老名隊員が入ってきたものでびっくり。

「ええっ? だめでしょ、いきなりドアを開けちゃ!」

「す、すみません。ちょっと基地に連絡させてください!」

 海老名隊員はベッドの脇に移動しました。

「しょうがないわねぇ・・・」

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