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女神 1~10章(全面推敲版)  作者: のどか
第1章 女神の一番長い日
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女神の一番長い日 21

 口をぽかーんと開けていた隊長は、はっと正気に戻ると、海老名隊員に質問。

「お前が言ってた何かて、これか!?」

 けど、海老名隊員も唖然としてて、口をきくことができません。どうやら海老名隊員もこの男の秘密を知らなかったようです。

 巨大化したとき衣服は砕け散ってしまったらしく、男は素っ裸です。海老名隊員は男のある部分を見て、

「あはは、すっごーい!」

 隊長はその感嘆な声を聞いて、

「おい、お前、まだ中学生だろ! あんまり見んなよ!」

 隊長は再び男を見て、

「しかし、巨大化する宇宙人がいたなんて、初めて見たぞ!?」

 それを聞いて女神が隊長に声をかけました。

「あ、あの・・・」

 隊長は女神を見ると、途端に笑みを浮かべ、こう言いました。

「あは、そうだな。2人目だな」

 巨大化した男は、眼の前にある木造建ての倉庫を蹴飛ばしました。倉庫は吹き飛び、空中でバラバラになり、その破片が3人の頭に降ってきました。

「うわっ!」

 飛んできた梁をぎりぎりで避ける隊長。かなり悔しそうな顔。

「くそーっ、ストーク号でくればよかった・・・」

 その隊長の発言を聞いて、女神にテレストリアルガードの隊員としての使命感が沸き上がってきました。ここは私の出番!

「隊長、私が行きます!」

 隊長が反応します。

「巨大化するのか?」

「はい!」

「巨大化したら、宇宙人だってことがばれるぞ」

「ふっ、いつかはバレます。構いません!」

「ふふ、そうか? じゃ頼む!」

「はい!」

 女神は巨大な男に向かって駆け始めました。その後ろ姿を見て海老名隊員が、

「あの~ 隊長。あの人、巨大化したら素っ裸になっちゃうんじゃないですか?」

「ああ、そう言えば・・・」

 でも、海老名隊員はとっても期待してます。巨大化すれば間違いなくヘルメットが砕け散ります。そうなれば女神の巨大な単眼を見ることができるからです。


 寒川隊員が巨大化した男に追いつきました。

「くっそーっ!」

 寒川隊員が手にしてるレーザーガンの銃床を見て、そこにあるカバーを開け、中にあったスライド式のセレクターをマックスにしました。これでこのレーザーガンの威力は25mm徹甲弾とほぼ同じになります。

「喰らえーっ!」

 寒川隊員はレーザーガンを構え、発射。男の背中に数発光弾がヒット。血が流れ出ますが、致命傷にはなってないようです。

 男が振り返りました。その殺気だった眼にビビッて、寒川隊員はまたもや後ずさり。

「うわーっ!」

 その男の背後に突然巨大なものが沸き上がるように出現しました。それを見て海老名隊員は歓喜。

「おおーっ!」

 現れたものは巨大化した女神でした。けど、海老名隊員は次に落胆の声をあげました。

「ええ、ウッソ~!? 服もヘルメットもそのまま巨大化してるじゃん!?」

 そう、女神は隊員服もヘルメットもそのまま巨大化したのです。男ははっとして振り返りました。女神は思いっきりジャンプ! 男のあごにドロップキック!

「うぐぁっ!」

 男は2・3歩よろめき、転倒。そのとき、3階建てのコンクリート造の建物に後頭部を強打。かなり痛かったらしく、両手で後頭部を押さえ、のたうち回ります。

「うぐあ~っ!」

 男がのたうちまわるせいで、そこにあった木造家屋が次々と破壊されていきます。隊長はこれを見て、

「ち、このままじゃ、この町があいつに破壊されちまうぞ・・・」

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