神の国を侵略した龍《ドラゴン》 21
怪獣は振り向き、空中停止しているストーク号をにらみました。
「次はお前だ!」
寒川隊員と上溝隊員はびびります。
「ええ~!」
「に、認識ステルス機能発動!」
寒川隊員は叫びました。と言っても、かなりうわずった叫びですが。次の瞬間ストーク号は消滅しました。
怪獣は口に炎を溜めながら、
「ふっ、またへんちくりんな魔法使いやがって! これでどうだ!?」
怪獣は空中で火焔を吐きながら、巨大な身体を回転させました。360度回転する気のようです。と、途中何もない空間で火焔がヒット。大爆発。そこからストーク号が現れました。
ストーク号は火を噴きながら墜落していきます。コックピットでは寒川隊員も上溝隊員も気を失ってました。
墜落して行くストーク号を橋本隊員が見ています。顔面蒼白状態。
「ああ・・・」
なお、その橋本隊員ですが、針葉樹のかなり高いところに落下傘が引っかかってしまい、宙づりになってました。
寒川隊員、上溝隊員、絶体絶命のピンチ! が、ここで1つの巨大な人影が現れました。
その人影が燃え盛るストーク号を上下から両手で挟み込むようにキャッチ。その人影は巨大化した女神隊員でした。
橋本隊員は喜びました。
「おお、あいつ、来たんだ!?」
女神隊員はそのまま湖まで走り、ストーク号を湖面につけ、ストーク号を消火。女神隊員がここでつぶやきました。
「ふーっ、間に合った・・・」
女神隊員がストーク号を湖畔に置くと、横からの視線を感じました。女神隊員が振り向くと、怪獣がこちらをにらんでました。
「ふふ、ついに来たか!
女神よ、私はお前を殺す! 神に殺された仲間の恨みを晴らしてやる!」
女神隊員も怪獣をにらみ、心の中でつぶやきました。
「あいつには光線技は一切効かない。となると、残る手は・・・」
怪獣が軽く火焔を吐きました。女神隊員は半身になり、それを軽く交わしました。
怪獣は再び火焔を吐きました。今度は連続した火焔です。女神隊員は横へ、横へと動き、軽く交わしました。怪獣は思いました。
「ふふ、やっぱここじゃ、ブレスは有効打にならんか・・・ ま、自分で選んだ場所だ。できる範囲でお前をぶっ倒してやる!」
怪獣は翼をはためかせました。そして浮上、女神隊員に突っ込んでいきます。
女神隊員はぎりぎりまでその場に立ち続け、怪獣が衝突する寸前、さっと横に避けました。通り過ぎた怪獣は、口の中に炎をため込んでました。
「ここで決める!」
怪獣は振り向きざま火焔を吐きました。
「死ねーっ!」
が、そこに女神隊員はいません。怪獣は焦りました。
「ええ!?・・・」
怪獣は四方八方を見渡します。しかし、女神隊員の姿はありません。
「あいつ、どこに行った!?」
と、グォゴゴーという怪音が。怪獣ははっとしました。そして真上を見ました。そこには怪しい雲とそこから出現した人影が。女神隊員です。焦る怪獣。
「あ、あいつ、あんな高いところにジャンプできるのか!?・・・」
いや、ジャンプではありません。女神隊員はテレポーテーションしたのです。
女神隊員が右手を伸ばすと細長い光の棒が現れ、それが剣となりました。そのまま身体を半回転。頭を下にして墜ちてきました。剣も当然真下に向けてます。
「てやーっ!」
そして・・・




