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0002話:「山小屋の中に召喚されてスキルを検証する」

書き為した方がいいんでしょうか?程々のところで二話を投稿してみます。

「ここはどこだ?」

 召喚の光が収まって辺りを見回すと丸太を積み重ねて出来た壁と天井で、山小屋のような印象受ける。床は入り口と右手側の台所の床はコンクリというか三和土で出来たような土間だが、一段高くなった木の床の方が広くて土間のように土で汚れていない、左手側に椅子と靴入れがあるから土足厳禁なんだろうか?俺はポニタウロスゴーレムから降りようとしたら降りるのを助けるようにゴーレムはしゃがんでくれた、ポニーサイズでそれほど高くはないが乗馬なんてしたことがない俺にはありがたい。


「ここはどこなのか、ナビゲートしてくれるって話だから教えてくれるか?」

そのまま土間にある椅子に腰掛けて俺はもう一度声をかける、今度は思わず出た独り言ではなく、ゴーレムの頭部の窪みにいる小さな妖精に向かって話しかける。


「ここは誰も使っていない山小屋よ、貴方の最初の拠点として少し手を入れてあるけどね。とりあえず()()()()()()()()()って声に出すか念じてくれる?スキルの時空制御でセーブしなさい」

 妖精になった小さな女神は俺の方を向くとフワリと俺の目線のやや上に浮かんで指示していく、言葉遣いもやや上から目線を感じるが相手は女神様だからなあ。


「ステータスオープン……慣れないからちょっと恥ずかしいな……うお、本当に出た!」

 声に出して言うと目の前に半透明のウインドウが表示された、目を閉じても見えるから脳内にも表示されている感じだ。


────ステータスウインドウ(※は通常の鑑定では視認不可)────

名前:ダイガ・ユウドウ

種族:ヒューマン(※地球人)

職業:旅人

年齢:28

性別:男


LV:01/99

LP:28/28

MP:∞/10

SP:20/20

EXP(※神力):0/10


攻撃数値:15(5+10)

防御数値:15(5+10)

速度数値:10(15-5)

技術数値:05

幸運数値:01

抵抗数値:10

魔攻数値:05

魔防数値:03

精神数値:03


パッシブスキル

言語理解:LV1

無限魔力:LV1


アクティブスキル

限界突破:LV1

完全鑑定:LV1

全能地図:LV1

肉体錬成:LV1

時空制御:LV1

万物売買:LV1

技能改竄:LV1


装備

鉄のロングソード

鉄の片刃ナイフ

革の甲

革の鎧

革の手甲

革のブーツ

旅のマント


アイテム

旅の背嚢

貨幣入れの巾着

大金貨1

金貨10

大銀貨10

銀貨10

大銅貨10

銅貨10


PTメンバー

ダイガ・ユウドウ

マリュー

ポニタウロスゴーレム


 ズラっと並んだ俺のステータスとスキルに装備にアイテム、ゲームみたいに鎧を装備した俺の3D画像色々検証したいがまずは言われたとおりウインドウの時空制御を指先でタップしてみる。

『時空制御がONになりました、今の状態をセーブしますか?スロット1はMPを1消費します』

YES/NOの選択肢が出てYESを選択すると新しいセーブデータのウインドウが出てセーブ出来たことが解る、誰が撮影したのかわからないが、やや離れた位置から俺たちを撮影したサムネイルと共通歴1521年04月02日10時30分15秒とセーブした日時がスロット1に表示されている、タップするとMPを1消費でロードと表示され、試しに空きスロットをタップするとスロット2にセーブしますか?スロット2はMPを2消費しますと出たので再度セーブしてみる、スロット2のロードにはMPが2必要だった。最大MPをあげないとセーブロードに制限が出来るようだ。


「とりあえずセーブをしたが何をすればいいかな?スキルはともかくステータスが低い気がして不安なんだが」

 他のスキルを検証したい気持ちを抑えてマリューに訪ねる、ナビゲート役なんだから彼女に従うのが早いだろう。


「セーブしたみたいね、同じPTだから私にも通知が来てわかったけど、他の人間とPTを組む場合は気をつけてね、共有設定で知らせるかどうか個別に選べるから私以外のPTメンバーには一般的なスキル以外の通知は知らせない方がいいわね。それでまずステータスが低い理由だけどスキルが強力な分そこは節約したの、邪神が生み出した魔物を倒していけばEXPという名の神力を効率よく吸収できてLVは上がるからね、最初はLV上げね。同様に職業も大国の王子に生まれ変わるとか出来たけど神力を大量に使う割に自由に動けるぐらい成長に時間がかかるから旅人にしたわよ」

 LV上げかあ、てっきりスキルだけでなくステータスも最強かと思ったけど地道にLV上げをする必要がありそうだ。王子の生まれ変わりはどうでもいいかな?別人に生まれ変わって知らない人間の子供になるのは抵抗がある。


「それじゃあ概要はブルーが頭の中に入れただろうけど確認の意味を込めて9大スキルの説明をしていくわね、まずは全言語理解、地球人のダイガがこの世界の共通言語であるマリュアス語がしゃべれるのがこのスキルのお陰、今もマリュアス語で会話してるの気づいてる?」

 まったく気づかなかった、意識してみれば聞いたこともない言語で会話してると気づくが、無意識だと日本語のつもりで会話していた。しかしこれは当たり前過ぎるスキルで9大スキルと言えるのだろうか?


「全言語というだけあって何でも理解出来るわ、汚くて読めない字や失われた古代語に動物や魔物の言葉、さらには頭の中まで……心が読めるって奴ね、LV1だと触れていないと読み取れないけど」

 心の中……ただの翻訳スキルかと思ったら初っぱなからぶっ飛んでいた、会話を聞きながらスータスウインドウをいじって全言語理解の詳細を見ると意識したときのみ心を読むなどのチェックが有り、LVを上げたら町中の心の声が聞こえるなどはなさそうだ。このスキルはいじる前からONになっていた。


「無限魔力……これは読んで字のごとし、MPが無限になるわ。最大MP以上の魔力は使えないけどLVを上げれば最大魔力も無限になるわ、恐ろしく神力がLVで上がる分で十分だと思うけど」

 最大MPが10の今の俺だとちょっと宝の持ち腐れだから早めにLVを上げたい所だ。


「限界突破、これは神力を消費してLVやステータス、装備の限界を突破するスキルね、LV1だと自分自身と触れている時に使えて、LV2以降なら目に見える範囲の他人や装備に使えて必要神力の低下ね。人間の限界はLV99だからこれがあれば無限にLV上げできるわね」

 効果自体は地味だがいくらでも強くなれるというなら有用なスキルなんだろう。


「完全鑑定、普通の鑑定の完全上位互換で人間に使えば生まれたときから現在までの詳細な記録を知ることが出来るわ、しかも一度使えば再鑑定不要でリアルタイムで情報が更新されていくけど、LV1だと手に触れていないと普通の鑑定と同じ説明しかされないわね。あまりにも表示される情報量が多いし、人のプライバシーが簡単にわかっちゃうから最初は詳細設定で情報を制限できるようになっているわ」

 試しに自分に完全鑑定をかけてみると現在の身長や体重に体脂肪の比率や骨密度、自分でも忘れていた過去の怪我や病気、現在位置、チェックを外すと過去の恋愛歴等までありとあらゆる情報が表示されて、まるで有名人のウィキペディアを読んでいる気分だ。情報制限のチェックは戻しておくが現在位置がわかるのは便利だな。


「絶対私に使わないでよね……次は全能地図ね、LV1だと歩いた半径1kmの範囲を地図として記録してその範囲なら何があるのかわかるようになる地図よ。レーダーの役割も出来るし、範囲内の薬草とかの採取可能な素材がすぐわかるわねLV最大ならこの世界すべての様子がわかるけどこれも他の人のプライバシーには注意ね」

 使うなと言われると完全鑑定をマリューに使いたくなるが同じようにこの全能地図もヤバそうだ。試しに使うとこの山小屋だけでなく、外の様子まで表示されて自生する薬草や徘徊する魔物や動物、が光点となって表示され、薬草をタッチすると徒歩一分で採取可能、とルート付きで表示された、まるで地図アプリみたいだ、おまけに地図上から完全鑑定も出来るのがとんでもない、遠距離攻撃があれば地図越しに攻撃とか出来るんだろうか?


「肉体錬成……LV1だと自分や触れた相手の肉体を年齢でも種族でも性別でも健康状態までも自由に造り替える事が出来るわ、試しに自分の肉体を筋肉ムキムキにしてみたら?古傷や欠損した部位も直せるわよ」

 肉体錬成のスキルを意識すると俺の腹筋が六つに割れ、腕には力こぶが現れて足はカモシカのように強く美しくなる、眼球を意識すると視力が上がって山小屋の壁になってる丸太の樹皮の形まで詳細に観察できた。耳を澄ませば山小屋の外の動物の声が聞こえ、鼻で深呼吸すると木の香りを濃く味わうことが出来た。顔面も若返らせたり美形にしようかと思ったが、自分の顔が変わると鏡を見るたび精神に支障が出そうでやめておいた。そしてステータスを見ると肉体関係の数値が上昇している


────ステータスウインドウ(※は通常の鑑定では視認不可)────

名前:ダイガ・ユウドウ

種族:ヒューマン(※地球人)

職業:旅人

年齢:28(※肉体年齢18)

性別:男


LV:01/99

LP:28/38

MP:∞/10

SP:20/30

EXP(※神力):0/10


攻撃数値:25(15+10)

防御数値:25(15+10)

速度数値:20(25-5)

技術数値:15

幸運数値:01

抵抗数値:20

魔攻数値:05

魔防数値:03

精神数値:03



「マリューも妖精サイズから戻せるんじゃないか?」

「女神としてでなく大きな妖精としては出来るだろうけど神力の消費が激しそうだから遠慮するわ」

 ナイスアイディアかと思ったが余計なお世話だったようだ、逆に言えば神力を確保できれば大きくてもいいのだろうが。


「時空制御、これはやれる事が多いわね。まずは時間停止、自分やPTメンバー以外の時間を停止する事が出来るわ、後は時の流れを戻したり早めたりして壊れた武器の時間を戻して直したり、時間を早めるのはパンの発酵に使えたり料理とかに便利よ。もう使ったけどセーブ機能は重要だからこまめにしてね、それと過去に行って歴史を変えるのはおすすめしないわね、別の時間の自分に合ったらタイムパラドックスが起きるし、問題があったらセーブ機能を活用してね。そして時空の空だけど空間を操る機能で空間収納でいくらでもアイテムを持てるわね、入れたら時間が停止する空間でもいいし、ぎゃくに普通に時間が流れたり早くなる空間も自由自在よ。それと転移スキル、LVと魔力で好きなところに一瞬で転移できるわ」

 時間停止、ある意味チート中のチートだろう。空間収納も定番中の定番なんだろうけどアイテムを無限に所持できるのはヤバイ。それに転移が使えるなら何でも出来そうな気がするが、ふと思うが攻撃向きなスキルがない、今あるのはロングソード一本だけだ。大量の敵が現れたら時間停止して一人づつロングソードで倒すのだろう?残りのスキルはあと二つ、俺は便利なスキルに奪われて肝心の邪神を倒す事が出来るか不安になった。



続きの作成に必要な作者のモチベーションアップの為に評価と感想をお願いします。

※PTメンバーにポニタウロスゴーレムを追加

※ステータスに技術数値と幸運数値を追加し肉体錬成と同時にステータスが上昇する描写を追加。

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