道
生きるのが辛い、
そんな一言で今日が始まる
どうして働かなきゃいけないの?
どうして生きなきゃならないの?
そんなことを毎日考える
自分を殺して働く日々に
自分という存在がどんどん擦り切れていって
いつかなくなってしまう
すでになくなってしまっているのかもしれない
人前で見せるその笑顔はなんだ?
愛想笑いだけがうまくなって、
人との関係を気にして
自分を出さないことを覚えて、
人から好かれようとする
そんな自分が嫌いだ、
でも、今日もまたその繰り返し
何もない道をただ歩いているような
手を伸ばしても何にも触れられない
光も音もない引き返すこともできない道、
いつからこの道を歩いていたのか
昔は光も音もある道を歩いていたのに
立ち止まることすらできない、
声を出しても誰にも気づいてもらえない
一人がいいと言いながらも、
本当は誰かに気づいてほしい、気にしてほしいと
迷子のように泣いている
誰かに救ってもらいたくて