chapter0 家庭用ロボット
銃弾の嵐の中、泥だらけの女性と1台のロボットが手を繋いで走っていた。
「...必ず、逃げてね。」
そう言うと女は地面に倒れ込んだ。
―――2090年、日本の大手会社、FutureComputerが世界で初めての「感情を持つロボット・FRIEBO」を開発した。
人の言葉を理解し会話をしたり、家事をしたり、仕事もこなすことの出来るFRIEBOは瞬く間に売れ、どの家庭にも置かれるようになった。
FRIEBOは全体的に白で所々青く光るラインが特徴の硬い体で手足や頭も付いている人型のロボットだ。
そんなFRIEBOには定期的にメンテナンスが入る。メンテナンスではプログラム内容の追加や削除、動作の確認や不具合の修正等が行われる。
そしてFRIEBOが発売して8ヶ月、FRIEBOのメンテナンスが終わると悲劇は起こった。今まで人間と平和な生活を送っていたのが嘘のようにFRIEBOは次々と自分の家族達を殺害していった。
それがこの戦争の始まりだった。
はじめまして。まだ学生で小説を書くのも初めてなのでおかしな所もあると思いますがご指摘下さいましたら修正致しますのでよろしくお願いします。
これからロボットと人間の女性との戦争中の禁断の恋を描いていきたいと思います。どうぞお楽しみください。