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質と量

量より質よりその両立!!

「アビスか!いや、それよりなんだあの量は!?1人でも厳しいのにあんなに…」


軽く見積もったくらいで20体以上、1人2人倒すのがやっとな俺には途方も無い数だった


いや、俺がそんな弱気でどうする!奴等を倒さないと…また人が死ぬ!


「パパ…」


ルミナが心配そうに服の裾を掴む…確かに俺はルミナと一緒に居たい、だけど…


「ルミナ……クロノスちゃん、頼む」


「…練君…わかった、絶対守る」


それに俺は満面の笑みを返す


「あぁ、頼んだ…『い』」


身体は既に敵の目の前に、先制で一発殴り飛ばす、前列が止まった影響で行進が停止する


「…貴様が金子練か、アビス様は仰った、連れて来い、生死は問わないとな、この意味が分かるか?」


「わからないねぇ!!手前らの為に俺の頭を使いたく無いからなぁ!!」


俺はアイツらが嫌いだ、何処にでも湧いてきて、黒くて、ウザくて…そして何より、人の命を簡単に奪う、そんなアイツらが嫌いだ…理由はそれだけで良い、俺は奴等を倒す


「ならば教える、アビス様は死者の魂をこの世に蘇らせる法を取得したのだ、貴様も、我等と同じ様にアビス様の加護の元、同志になるが良い」


何!?なんだそれ…つまりは倒した敵をそのまま仲間に出来るって訳かよ…!!チェスで将棋と戦ってる気分だ…!!


「…お断りだ、言葉を考えるのも勿体ない、あの世に送り返してやる、かかって来い薄汚いG共!!」


「…殺れッ!!」


前列の5人が飛び掛かる、後列の奴等は前衛が邪魔なせいで足踏みしている


「ダーク…ライト…」


召喚した巨大な剣の薙ぎ払いで5人ともを斬り飛ばす


「うわっ何これ!ちょっとお兄ちゃん!」

「混沌としてますね…大丈夫ですか?」


俺はその言葉に頷きで答える、俺が見据えるのは害虫だけだ


「1匹も100匹も一緒だ、かかって来い」


その言葉を言い終わる前に糞虫が飛び掛かる


しかし圧倒的な力の前には無力、量より質、この糞虫共も質自体は低くは無いのだが、やはりこの鬼畜の方が質は高い


「やるな、流石だ、我等の軍勢は質が足らんらしいな」


その言葉は耳には入らない、彼が聴いているのは自身の呼吸、自身の鼓動のみ、只斬り裂き続ける


「まぁ、質が足らんのならば、足せば良い」


その言葉と共に練がダメージを与えた個体が嫌な音と共に醜く肉体を変化させる


「質と量、両方が増加し続ける最高の軍勢、貴様に倒せるか…?」


「上等だ…二度と再生出来ないくらい細切れにしてやる!!!」


首から横腹に抜ける太刀筋が歪な闇を更に歪める、白き刀身に付着した黒い血を振り払い、次の相手を黒の一線で両断する…順調だ、このまま行けばっ!


「グホッ…!?」


突然の痛みに肉体が静止する、腹に何かが突き刺さる、それは奴等のうち1人から伸びていた


「なんだこれ…!気持ち悪い…ッ!」


自分の腹に突き刺さるそれを切断するとともに引き抜き距離を取る


「ハァ…ハァ…『再生』ッ!」


瞬時に傷は塞がるが苦痛は残り続ける、そしてその一瞬のうちに奴等はまた姿を変える…


「キリが無い!一旦引くか…?」


いや、そんな事をすればどうなるか、自分でもわかっている、このままではジリ貧だ、確実に負ける、何か…なんでも良い、この状況を少しでも変える要素が有れば…!!


「金子練ーーー!!!!!」


「この声…!お前は!」


そこには馬に乗った俺と同じ元勇者の姿が…


「はっ!」


馬から降り、着地、スカートが翻り下着がモロに見える


「なんなんだこれは…スースーして戦い難いな、何故この姿で生き返ったのだ?」


「…申し訳無いけどホント誰?」

いつも見てくれてありがとうございます!!


テスト期間中だぜ!ワーオ!国語の勉強にピッタリだ!


後ユニーク閲覧数が10000越して19000になってた…ありがとうございます!皆様がいつも見てくれたお陰です!

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