本物と偽物
異能力バトルもの特有の同能力戦
「街で華蓮を見た…ね、まさか…元に戻ってなかったなんてな」
『華蓮って豆まき大会のアレ?』
「あぁ、あいつだ、そういえばあの中にはルミナもいたハズなのにあいつは無差別攻撃を行っていた、幼女体型のシルフィアとクロノスちゃんにも攻撃を加えていた……なるほど、既にフラグは立ってたって訳かッ!」
『なるほどね、既にアレは【個人】を獲得していた、そう言う訳?』
「そう言う事だ………ルミナ…大丈夫だろう、なんだって俺が護ってるんだからな」
『後は、私も…ね』
「ルミナー!買い物に行こう!」
「行くのーー!!!」
「さぁ、行きましょう!」
「ただ、体力半分はキツかったかもしれないな…」
分身を発動する際には体力の上限を払う必要があり、現在は4分の1を2つ発動しているので、練の体力は半分に落ちているのだ…
『なに?ルミナが心配じゃないの?』
練は首を振る
「いや、半分じゃ、ルミナが心配だ」
『確かに…でも、2人居たらルミナが混乱するかもしれないし…』
「そうだな、早く帰ろう」
ツッコミ不在の恐ろしさ
「…人が居ないところ…簡単には見つからないか」
『いや、居る』
練が後ろを振り返ると
「私を探してたんだ…オリジナルの方の…私」
そこには目的の人物がいた
「手間が省けたなぁ…それで…?態々俺の前に出てくるって事は…そっちもこちらに用事があるんじゃないのか?」
そう俺が言うとそいつは俯いた
と思ったら突然
「御名答っ!…それより先に君の用事を済ませたらどうだいっ?」
そう言って俺をズバッと指差した
「そうだなぁ…じゃあ、俺の用事を済ませるとしますか」
『んじゃ私も、似た人間が居るってなんだか気に食わないなぁ…』
それもそのはず、ツクヨミさんとあいつは髪と眼の色以外はそっくり、いや、全く同じなのだ
「あれ?最も近い者とか言ってた人?喋れるようになったんだ〜?」
「お話はそこまで、だ、じゃあ…いくぞ!ダーク!ライト!」
「任されました!!」
「…ご主人様?…あちらは?」
「あぁ、私だ」
「ふふふ……」
するとあいつは突然笑い出した
「なんだ?突然…」
「態々?私のセリフだよ!!…ご苦労様♪教えてあげる、その子達だよ?私の目的は」
反射的に俺は2人を背中に隠す…が、
「『い』…ふふふ……私も錬金術師だよ?忘れてた?」
「なッ!?」
『ばかな…!そんな事が…!』
既に背後に回られており…
「戴きますっ♪『複製』!」
そして見ると既にあいつの手には…やられた
「ダーク…そしてライトのコピー……か……あいつの使ったコピーが俺のと同じならば…やっぱり攻撃力も…か…」
「そんな…私達のコピーが!?」
「なんてこったい…だから攻撃力にガン振りしないでってあれほど…」
「…………」
「…………」
「だいぶ静かだなぁ!オイ!」
いつも見てくれてありがとうございます!
良いところですが、今日で春休みは終わり…です、なんか創作意欲がガンガン湧いてくるのでこれからは土日祝日投稿にしようーーー
(自分で自分の首を絞めていくスタイル)
…かなぁ…(保険)……多分…多分します




