同族…?同族!
ツクヨミさん強すぎるわ…
『ーーー!!!『ーーーー』!!ハッハッハァ!消音恐るるに足らず!そして錬金術万能説ゥ!!!』
「うわっ…何それ、錬金術って面倒くさい」
『なんとでも言えッ!さぁ、お身体をお返し下さい』
「わかった!でも、もう少しだけ…ルミナと一緒に居させて、生まれて初めて、この姿で逢えたんだ、もう少し、もう少しだけ…!」
「しょうがない………あっ、勘違いするなよ、それはルミナの為だからな!!ルミナにとってもお母さんがいる方が良いと思ったから…」
「あぁ…ルミナぁ……ルミナぁ…!!ルミナァァァァ…!すぅぅぅぅぅ…」
なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで
「ぁぅ…なのぉ…」
『えっと…何やって…』
「あぁ…可愛い…尊い……」
『なんだろう…率直にヤバさを感じる…』
「だ…ま…れ…ッ!」
『怖ッ!?くわばらくわばら…』
「ルーミーナー?えへへ〜」
「私…状況について行けません…」
「えぇ…素直に怖い…」
「お兄ちゃんがこうじゃなくてよかったッ!」
「ふにゃぁ〜ママぁ〜」
「ツンツン、えへへ〜」
この調子で3時間以上ルミナと戯れて居た、途中でボスがまた湧いたけど魔法で一瞬のうちに床のシミに変えられた、ここまでくると同情しか無い
『…チェンジ!…シフト!…スイッチ!…………なんて言えば…『交代』?』
『ま、まさか…』
「…やった?…やった!やったァァァァァ!!!!やっぱ錬金術先輩は最高だ!!」
「パパ…?」
「はい!そうですよー!パパですよー!」
『なんて事…まさか…そんな事が…』
「安心しなよ、俺が寝る時には交代するから」
『それを聞いて安心したわ、じゃあ、疲れたから寝るわー』
「ままぁ…おやすみなのぉ…」
「じゃ、帰るか」
そして、ここは学生寮…俺はその廊下を歩いていた…なんだ?なんかざわざわと…
「ただいまー!ラン君!久し振り!」
「…誰」
「…は?いや、俺だよ!金子練!」
「…そういえば似てる、うん、あっちの方に、こっちでは金子華蓮って言うんだろ」
「カレン?誰だそれ、お前の知り合いか?…あっそうだ、『男に戻れ』」
「いや、この前町に買い物に行ったら…髪戻ってないよ」
「お、サンキュ『髪戻れ』」
「ほら、この前見せてもらっただろ、女体化とか言うやつ、後ろ姿がそっくりだったから声かけたら、私、練じゃなくて華蓮です。って」
「…ま…さ…か…!?」
彼は思い出していた、およそ二ヶ月前の番外編を、自分以外で錬金術を使える人間を…いや、それは自分自身だ…
「くそッ!嫌な予感しかしねぇ…」
「はい、えっと…はい、金子華蓮といいます、冒険者登録お願いします」
そこには…ちょうど練が女体化した時の…いや、髪の毛は栗色で目は茶色だった
「まさか…あっちの私を知ってる人が居るとは…色変えて正解かな?」
いつも見てくれてありがとうございます
華蓮…だと!?バカな!お前は番外編だけの存在のハズ!




