禁式魔導術式・番外編
そして俺は………番外編と言う名の夢から醒めた
「こんばーんわ…違うか?おっはよー!…違うな?
あのー…寝てる人に挨拶する時なんていいますぅ?」
「なんだ…?この夢…お前…誰だ!」
「あぁ!誰!おっと名前!名前ね、うん
どうもォー!私、貴方、エイトさんの夢の案内人…ジョーカー、と申しまぁす!」
そこには、まるでマジシャンの様にタキシードを着こなした性別不明のなにかが居た
「ジョーカー…切り札…か」
「ねぇねぇねぇねぇねぇ、皆んなが死んでいくのを見て、今どーんな気持ちですゥ?ククク…
ひ・と・ご・ろ・しィ!
ヒャフィヒヒヒヒヒヒ!!ヒィヒヒヒヒヒ!!」
「お前が…あの夢を…?」
「そう!人殺しの貴方にねぇ?」
「…そうかーーー
ーーありがとう!」
「は?…お礼?」
そのなにかは困惑していた、何故、悪夢とも言えるアレを見せられてここまで平然と居られるのか、それどころかお礼を言ってくるなんて…こいつ、まさか…サイコパスか!?というところまで予想していたが…
「俺の消えることのない罪、それを…まぁ、なんて言ったらいいのかわからないんだけれど…ありがとう」
「…チッ…あーあ、美味い飯が減った、結構お前の負の感情、美味しかったんだぞ?」
「…飯?」
「…まぁ、お前ならそういうことしなさそうだし、お前で、いや、お前がいいな」
「んん?なんか話が勝手に進んでるような…」
「クレーイズ!ちょっとーー!!」
「……」
「何って、いやいや、前言ったろ?」
「…………」
「そうだ、ホワイトボード持って来い、お見合い始めるぞーー」
瑛人は話の内容について行けなかった
「…お見合い?お見合い…お見合い!?」
「あぁ、そうだ」
「誰と誰の!?」
【私と】
「お前のだ」
「…え?」
一言も喋らないから気が付かなかったがジョーカーの隣にはホワイトボードを持った女性が、さっきのジョーカーの発言通りならクレイズという名前なのだろう
「じゃあ、後は2人で、どうぞ」
そう言い残しジョーカーは去っていった…
【まずは、御趣味は何をされているのですか?】
「えっと…特には…」
【私はトレーニングを】
「え?トレーニング…?」
【表情筋のトレーニングです】
「あっ……そうですか…」
よく見れば少し表情がない事も…無いか?
【いやん、そんなに見られると恥ずかしいです】
ガバッ!そんな擬音が正しいだろう、布団を跳ね飛ばして起きた
「全く…何だったんだ…」
【全くです】
「ウワァァァァァァァァァァ!!!!!」
いつも見てくれてありがとうございます!
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