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忘却…

ちょっと長めになります!

…なんかぐちゃぐちゃになって洞窟に転がってた様な気がするけど…どうも、シルフィアです


「いい朝です!やっぱり太陽の光は良いですね〜最近はずっと洞窟に潜っていたので灯りの有難さを感じてしまいます…!」


一人だけの部屋で伸びをする、ここは…例えるならばホテルのスィートルームだ、お忘れの方も居るかも知れないが…彼女は一応王女なのである


今日からまた学校ですね…っと今は…充分朝食には間に合いますね…クロノスさんは仕事明けで疲れてるかも…折角だし呼びに行ってあげようかな?


「よし、迎えに行ってあげましょう!」



そして二人の部屋に着いた、ドアを叩く


「クロノスさん!起きてますか?」


「はい!…あれ?悪戯かな?うーん…」


「…え?」


気付かない…寝ぼけてるのかな…


「クロノスさん!」


更にドアを叩


「煩い!」


彼女はそう言いながら辺りを見回す


「多分練くんかな?もう!次来たら時止めてやる!」


…気付いて…ない?お兄様ならまだしもクロノスさんに限ってそんな…


思い切って扉を開ける…と、


「…!時の支配-停滞-!」


クロノスは居なくなっていた、恐らく時空魔法で外へ出たのだろう


「本当に気付いて無いの…?そうだ、ルミナちゃん!」


そう言いルミナの身体を揺する


「ルミナちゃん!起きて下さい!」


「ん…のぉぉぁぁぁぁ…あれ?」


「起きた!ルミナちゃん!私です!シルフィアです!」


「ま、まさか…!」


「ルミナちゃん…!」


「1人で起きれたのーー!!!」


「え」


「パパの所に行くのーーーー!!!」


そう言い残し走って行ってしまった


「そ、そんな…」



「はぁ…」


溜息をつく、朝早くの食堂は思った通り空いていた


「もう!今日はやけ食いです!大盛りサラダ2つ下さい!」


反応がない…まさか…


「あのー!大盛りサラダ2つ下さい!あのッ!」


私は背後に並んだ人に押され派手に転んでしまった


「あっ!パンツが!」


全国で放浪している母の言葉を思い出す


『男って絶対パンツ見ようとするから、パンツだけは気をつけなさい!』


しかし背後に並んだ人の反応は


「うん?なんかぶつかった様な…ま、いいか、カレー下さい」


………ッッッッッ!!!それがぶつかった人の反応ですか!?なんとも無い顔してぇ…!!……まさか…これって私、存在感がマイナスになってる?なら…


「わーたーしーの!なーまーえーはー!!シールーフィーアー!!!エールーティーです!!!!!」


と、声の限り叫ぶ、しかし、周りは変らず…いや、2人、2本だけこの声に気付いた


「ダーク姉!シルフィアさんです!ご主人様のせいで気が狂ったんでしょうか!?」

「叫んでたね…でも、なんでみんな気付かないのかな?」


「ダークさん!…ライトさん!…うぅぅぅぅ……」


「…まさか……あの事が本当に!?」

「本当にライトの言う通りになったね」


「貴女達だけですぅーー!!!!」


「…ちょっと、こっちに来てください」


「はい……」


「ん?おーい2人共ー、ご飯良いのか〜?」


「後で食べますーー!!!」

「さぁ、行こう!」


「…?あいつら何と喋ってるんだ?」



「シルフィアさん、聞いて下さい、それは昨日の事ーーー」


私達は剣の姿でご主人様に手入れされていました、するとみんなが部屋に入って来ておもむろにご主人様が…


「明日、丁度エイプリルフールだから…みんなシルフィア『忘れ』…た………あれ?何話してたんだっけ?」



「私達は…もしかして剣になってたからかな?シルフィアちゃんの事を忘れずに居れたんだ」


「そんな…事が…」


「それには、ご主人様の発動している効果を無効化する力が必要です」


「分かりました…やってみます!」


「頑張ってね」



「お兄様…」


「うっま!お・い・し・い・わー!!!」


肝心の主犯野郎は呑気にご飯を食べていた


「お兄様のバカぁぁぁぁ!!!」


「グハァ!!」


そして練は正体不明の攻撃に襲われた


「見えない…まさかスタン○使い!?」


「魔導記憶行使…ディフェクト!」


「…ハッ!?シルフィア!?」


「お兄様〜?」


「あははは…いや、違うんだ!あれはーーー




ーーダークとライトが!」


「え?」


「「ハッハッハッ!!!」」


突然響く笑い声その発信源は…


「ダークさん…ライトさん…まさか…」


「ふふふ!良かったね、シルフィアちゃん、みんなから見えるようになって!」

「でもそれは私達の崇高なる目的の副産物に過ぎません…」


「騙したんですか…でも、一体何のために?何の目的の為に?!」


「いいでしょう」

「教えてあげるよ」


「「それはーーー




ーーお兄ちゃん(ご主人様)の振り回しから解放される為ッッッッッッ!!!!」」


…はぁ?そうここにいる全ての人間が思った


「あ〜!しょうもなとか思ってるよ!この人達!」

「貴方達は良いですよね!剣じゃなくて!ウチのご主人様ね!私達をステータス任せにブンブン振り回すんですよ!?」

「そうだそうだー!もっと言ってやれライトー!」

「解ります!?目が回ったなんていつもの事!!吐きそうになった事も何度も有ります!」

「そうだー!思い出しただけでも目が回っちゃうよ!」

「なのに!ご主人様はスキルポイント三半規管とか酔い耐性に振らないし!そもそもスキルポイント振らないし!」


「えっとーごめんなさい…」


この後めちゃくちゃスキルポイント振った

いつも見てくれてありがとうこざいます!


終わりません、終わらせません、クソアビスに勝つまでは

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