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迷宮に行きます

ひな祭りの事について何も思いつかなかったんです…許してください…いや、今日はひな祭りじゃないんじゃないか?そうだ!飼ってる犬の誕生日だ!

「な…に?テンプレを知っている?」


こいつ…まさか異世界人?どうも、金子練です


「はぁ…マニュアルに書いてンだよ、そういう奴は異世界転生して来たルーキーに多いってなァ、そういう奴ほど、しぼうふらぐ?って奴を乱立して後半辺り、敵が急に強くなるラインで死ぬ、まァただ言えることは気ィぬくなって事だ」


そうして俺に軽くデコピンを喰らわせた…


へっ!?優しい…え?優しくない?ええ奴やん!ていうか恥ずかし!てかなんか俺がモブみたいじゃん!小物臭凄いよ?なんだよ…テンプレ来るか…?って!今度から気を付けよう…


「あ、ありがとうございます…」


「良いってことよ、それにお前みてェな将来有望なガキに死なれて困るのはオレ達ギルド職員だ、精々生き延びてくれや」


そして握り拳をこっちに向けた…


スッゲェ…やばい…カッケェ…


「はい!じゃあ行ってきます!」


「ふぅ〜いったか」


「あっ!そうだ!中に他の人って居ます?」



そしてこっちでは要らないテンプレが展開されていた


「見つけましたよ金子練…死なない程度に痛め付けてあげますから、覚悟を…」


やっぱりアビス嫌い、目的は決まった…俺の平穏とみんなの為にアビスをぶっ倒す!!


「壁!『捕縛』」


壁は迷宮の物だからな…あの時もこうすりゃ良かったんじゃね?


「こんな束縛など…ぐぅぅぁぁぁぁ!!」


しかし幾らアビス人が力を込めても壁の中にめり込んで出てこれないゲームキャラの様に出る事は叶いませんでした、アビス人の雑魚化が進んでる…


「石の中にいる…さて、行くか」


「な、なにぃ?待ちなさい!」


「黙れジジイ!『水』!」


「ワブッ!な、何を!」


全力ダッシュだ!ハハハハハァ!!


「ちょ!おま!逃げんなぁ!」


ハハハハハッ!?


「…こけた?」




「ふぅ、じゃあアビス人を捕縛したところで皆さん、『来て下さい』」


「パパー!!」


「ゴフッ…る、ルミナ…」


「なんかパパがずっと構ってくれなかった気がするから今構ってもらうの!」


「…ルミナ…ごめんね!」


ナデナデナデナデナデナデ


こんな事しても…大丈夫!さっき確認して誰もいないって言ってたからね!


「…今、珍しく仕事中だったのに…」


「クロノスちゃん!ハッ!…お怒りの様で…」


「じゃあ仕事しに行くね」


「あっはい」


「お兄様!?…もう慣れました」


「迷宮…ですか、私達の出番ですね」


「というか…周りに紙が落ちてるね」



『私は一国の王じゃぞ?簡単に呼び出そうとしないで欲しいのじゃ』


そうだな、確かに呼び出したらいけない時とかあるよな


『今、タマモちゃんとゲームしてるから後でねー』


タマモッ!ゲームしてんのかいっ!と言うか軽く抵抗(レジスト)されたんだけど!


『愛 の 営 み を 邪 魔 す る な』


こっっっっわ!!!もう無差別で呼ぶのやめよう…


「ご主人様…(スキルポイント溜まってますよ!)」


「ん?どうした?ライト」


「お兄ちゃん!(スキルポイント溜まってるよ!)」


「ダークもか?うーん…さては久し振りに本編に登場出来たからテンション高めなんだろ〜?」


「このォォォォ!!」


「鈍感系主人公がァァァァ!!」


練は黒と白の閃光に前と後ろを取られたことに気づいていなかった、それは余りにも早く常人には知覚すら不能な速度だったからだ…!


「え?なっ!?」


そうして放った2人の蹴りは見事に前と後ろから挟む様に股間にストライクした


「ンごッ!?」


最高に息のあったコンビネーションで彼の股間は数秒置いてから想像をはるかに超えた痛みに襲われた

この文面を見ていた男性諸君ならばこの痛みを理解出来るはずだ、だが…敢えて文章で表すならば…




す ご く い た い で す 。




「ァァァァーーーーー!!!!!!」


声にならない叫びが迷宮に木霊した

いつも見てくれている皆様、ありがとうございます。


やめろォ!ライトとダークの特殊攻撃で俺のゴールデンボールを砕かれたら、生まれた時からそれと繋がってる俺の精神まで燃え尽ちまう…!

お願い、死ぬんじゃねぇぞ金子練、お前がここで倒れたら散々建てまくった伏線はどうなるんだよ!ライフはまだ残ってる、ここを耐えれば…俺は誰と戦ってるんだよ!

次回、金子練死す!デュ○ルスタンバイ!


あ、twitter始めました、@HKmE18で調べたら出てきます!

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